まさかの“大波乱”…予選敗退となった甲子園常連校(4)公立校の”ジャイキリ連発“は止まらず
第106回全国高等学校野球選手権大会が、8月7日に開幕を迎える。今春の選抜甲子園で優勝を飾った健大高崎(群馬)や、同準優勝の報徳学園(兵庫)などが順当に甲子園出場を決める中、地方大会で姿を消した強豪校も少なくない。そこで今回は、夏の甲子園出場を逃した甲子園常連校を紹介したい。
作新学院(栃木)
春夏合わせて甲子園出場28回を誇る作新学院。昨秋には関東王者に輝くなど、力のあるチームだったが、今夏は栃木県大会の準決勝で県内屈指の進学校・石橋に敗れる結果となった。 昨秋は栃木県大会、関東大会を立て続けに優勝。明治神宮大会でも2勝を挙げ、準優勝に輝いた。 今春のセンバツ甲子園ではエース・小川哲平が振るわず、初戦敗退となったが、この夏は春の関東王者・白鷗大足利、昨夏甲子園出場の文星芸大付と並んで優勝候補に挙げられていた。 今夏の栃木県大会は、前評判通りに初戦から3試合連続で完封勝利。特に準々決勝ではプロ注目の堀江正太郎を擁する文星芸大付を1対0で破った。この時点で白鷗大足利は敗退しており、3年ぶりの夏の甲子園出場に機運が高まった。 ところが、準決勝・石橋戦は3点を先行される苦しい試合展開に。終盤にエース・小川を投入するも、反撃及ばず1対3で惜敗。夏は3年連続で準決勝以上に進出しているが、いずれも甲子園出場校に敗れる結果となっている。
ベースボールチャンネル編集部