運転見合わせの近鉄南大阪線 26日中の運転再開目指す
近鉄南大阪線の「大和川橋梁」の橋脚が傾き、大阪阿部野橋~河内天美両駅間が25日朝から運転見合わせが続いている件で、近鉄は26日、復旧工事の完了後、試運転列車で安全を確認後、同日中の運転再開を目指すと発表した。 【拡大写真付き】近鉄南大阪線・大和川橋梁で線路故障 運転再開のメド立たず
近鉄の発表によると、大和川の水位低下後に応急復旧工事を実施。橋脚の土台を川底に固定する杭(くい)12本の打ち込み作業を行ったという。それらの工事を完了後、試運転列車を上下線で運行し、安全確認を行う。運転再開後も、大和川橋梁上では、徐行運転を行う。 この大和川橋梁は、1923年(大正12年)4月に完成。橋脚数は計9本で、うち5本は河川にある。昨年10月の台風21号の影響で、一部の橋脚に2センチ強の沈下が認められたため、昨年12月に応急工事を実施。今月3日からは本復旧工事を進めていた。