【11月のバス占い付き】バス停前で烏骨鶏がお出迎えする尊いパワスポ!! 文京区の櫻木神社で御祈祷してもらう
世情が不安定だと何かにすがりたくなるのは古今東西変わらない。パワーを必要とする皆様のために、バスで行くパワースポットをバスマガジンWEBのオリジナル連載で紹介する。今月は東京都の櫻木神社で正式参拝をした。本稿には11月のバス占いも付録する。 【画像ギャラリー】【11月のバス占い付き】バス停目の前でかわいい烏骨鶏がお出迎えするパワスポ!文京区の櫻木神社で御祈祷してもらう(28枚) 文/写真:古川智規(バスマガジン編集部) (詳細写真は記事末尾の画像ギャラリーからご覧いただくか、写真付き記事はバスマガジンWEBまたはベストカーWEBでご覧ください)
■地下鉄も便利だけどバスなら目の前!
今月のパワースポットは東京都文京区にある櫻木神社だ。通称、櫻木天神と呼ばれ文字通り「天神さま(菅原道真公)」をお祀りした神社である。都心の超一等地らしく神社の間口は狭いが、ビルに囲まれた中で落ち着いた雰囲気を感じさせる境内だ。 場所は都営大江戸線と丸ノ内線の本郷三丁目駅からすぐ。しかし都営バスの本郷三丁目駅前バス停ならばさらに目の前という好立地で、時刻表要らずの都02系統が錦糸町駅前と大塚駅前を結んでいる。バスを介して多くの鉄道路線からアクセス容易かつ、都営バス屈指の便数が多い路線が目の前を通る。 大塚駅前方面から錦糸町駅前方面に向けた東行き方面のバス停で下車すると、数十メートルほど戻れば社号標と鳥居がある。反対方向(西行き)のバス停と地下鉄駅からだと、春日通を渡ったところに神社がある。前述の通り間口が狭いので探すほどではないにしても、注意して歩くとすぐにわかる。 櫻木神社は15世紀に京都の北野から、境内社の見送稲荷神社は伏見稲荷大社から勧請されたと伝わる。見送とは菅原道真公が太宰府に赴く際に形見として自身の像を刻み、見送ったとされることから本社は見送天満宮とも呼ばれた。諸説あるものの後年に桜の馬場に遷座され櫻木天神と通称されたが、稲荷神社は見送稲荷としてその名をとどめていると伝えられる。
■かわいいが3つも!
現代社会では荘厳な鎮守の森や社殿もいいのだが、フォトジェニックであったり、御朱印が有名だったりと、何らかの特徴が好まれる傾向にあるのはやむを得ないことだろう。当社はそれを狙ったわけではないのだが、まず参道左側に鳥小屋があり、そこには烏骨鶏の「くららちゃん」が「鎮座」する。 天神様の神使は牛であり、お稲荷様の神使は狐、熊野神社は八咫烏、神宮は鶏、八幡神社は鳩、三峰神社は狼なので、烏骨鶏が神使というわけではなさそうだ。実際に神社と縁あって養鶏場から引き受けられたのが烏骨鶏のくららちゃんなのである。フサフサの白い毛がかわいいと人気者で大切にされている。 あと2つの「かわいい」は神社オリジナルキャラクターだ。1つは巫女さんのキャラクターで名前はまだないが記者は巫女長と呼んでいる。そして最後のかわいいは、稲荷大神の眷属(けんぞく・お使いのこと)である狐が顕現した狐娘(名前はないので便宜上こう呼ぶ)で、現在は御朱印と一部の絵馬にしか登場していないが、今後は積極的に奉職してくれることだろう。