総踊りで締めくくる出演者＝県小松市團十郎芸術劇場うらら

　第24回YOSAKOIソーラン日本海加賀会場（同組織委員会、北國新聞社主催）は21日、小松市で2日間の日程で開幕し、石川、福井、滋賀の11チーム約300人が息の合った演舞で会場を活気づけた。出演者は大雨被害に見舞われた能登半島地震の被災地に元気を届けたいと躍動し、華やかな舞で来場者を魅了した。 　各チームは、アル・プラザ小松と県小松市團十郎芸術劇場うららの2会場でそれぞれ踊り、威勢のいい掛け声を響かせた。アル・プラザ小松での幕開けに先立ち、組織委加賀支部の塚本幸枝支部長が「元気を与えられるよう演舞を頑張っていきたい」とあいさつした。 　出演者は心を一つに迫力ある演舞を披露。4年連続の大賞を目指す小松市の「粟津おすえべ花吹雪」は、次々と隊形を変える踊りで魅せた。組織委の選抜チーム「The日本海＆北國新聞」は、地震を受けて「加賀から被災地へ希望の光を届ける」との思いを込めて演舞し、観客を引き付けた。うららでは太鼓演奏も繰り広げられ、総踊りで締めくくった。 　最終日の22日はメイン会場のうららでステージ審査が行われる。雨が見込まれるため、粟津町の「あわづおっしょべ広場踊ろっさ」での演舞や、イオン小松店でのパレード審査は取りやめる可能性がある。