死亡事故減、動画で喚起 三重県が制作4種類 配信サービスなどで公開
三重県は、2023(令和5)年の県内の交通事故死亡者数が増えたことを受け、飲酒運転根絶や高齢者の歩行事故防止など4種類の啓発動画「県交通安全ストーリー」を制作し、県のYouTubeサイト「チャンネル三重県」などで公開する。県の一見勝之知事が22日午前10時半からの定例記者会見で発表した。 公開するのは▶飲酒運転撲滅編▶横断歩道編▶高齢者歩行編▶自転車編──の4編(各動画15秒)で、きょうから2月にかけて随時公開する。内容は、ビールを飲んで車を運転したり、ヘルメットを着用せずに自転車を運転し大きな事故に遭うというもの。 県警によると、23年の県内の交通事故の死者数は、前年より6人増え66人で5年ぶりに増加したことから、制作を進めてきた。今年は10月末時点で36人で前年同期より14人少なくなっている。 一見知事は「(お酒を)飲んだら車に乗らないということを徹底して。交通事故は自分にも起こり得る可能性があることを自覚してほしい」と呼び掛けた。 動画は、無料動画配信サービスのTVerなどでも公開する。