鈴鹿8耐、2024年大会は前年比から大幅増の5万6千人が来場。MotoGPザルコ参戦効果?
7月19~21日にかけて行なわれた第45回鈴鹿8時間耐久ロードレースの観客動員数は、56,000人だった(金曜:7,000人、土曜:19,000人、日曜:30,000人)。 【ギャラリー】今年もアツい! 2024鈴鹿8時間耐久ロードレース 鈴鹿8耐はバイクファンにとっては、夏の風物詩と言えるイベントで、最盛期の1990年には36万人もの観客を集めていた。 一方で近年はその動員数も減少傾向が続いていたが、新型コロナウイルスのパンデミック直前の2019年には109,000人を記録。しかし2022年に3年ぶりに開催されると一気に4万人台まで減少することとなった。 なお2023年鈴鹿8時間耐久ロードレースの観客動員数は、4万2000人(金曜:3,500、土曜:13,500、日曜:25,000)だったため、2024年はそこから1万4000人動員数が増加したことになる。 今年の鈴鹿8耐は、ホンダ・レーシングがヨハン・ザルコを起用。実に6年ぶりとなる現役のMotoGPライダーの参戦ということで、話題も集めていた。 決勝レースでは、そのザルコを擁する30号車Team HRC with Japan Post(高橋巧/名越哲平/ヨハン・ザルコ)が序盤に先頭を奪うと、終盤にタイム加算ペナルティを受けつつもトップチェッカー。HRCによる3連覇と、ホンダ通算30勝が達成された。 ザルコ以外では、ドゥカティのファクトリーマシンを使用していた2号車DUCATI TEAM KAGAYAMAも注目の存在となった。最終的に4位と表彰台こそ逃してしまったが、大いにレースを盛り上げていた。 なおドゥカティでマネージメントを行なっているパオロ・チャバッティは将来的なファクトリー参戦への意欲を示していて、MotoGP王者のフランチェスコ・バニャイヤやファビオ・ディ・ジャンアントニオも参戦を希望しているという。ドゥカティのファクトリー参戦とMotoGPライダーなどが加わった豪華ラインナップが実現すれば、かつてのような盛り上がりに再び近づけるかもしれない。
Motorsport.com日本版