ルヴァン杯“個人連覇”なるか…名古屋DF三國ケネディエブス、昨年は立てなかった「夢」の国立決勝へ
昨年度のルヴァンカップを制したアビスパ福岡から移籍してきたDF三國ケネディエブスだが、決勝はベンチ外だったために4階席から歓喜の輪を作る仲間の姿をみていた。「嬉しさ半面ピッチに立てていない悔しさはありました」。2日の決勝は2年越しの想いをぶつける。 【写真】ジダンとフィーゴに“削られる”日本人に再脚光「すげえ構図」「2人がかりで止めようとしてる」 今季より名古屋グランパスに加わった選手だが、DFラインに欠かせない選手になっている。ルヴァン杯1回戦は途中出場だったが、それ以外でベンチ入りしたリーグの32試合、ルヴァン杯6試合、天皇杯1試合はすべて先発出場。「判断能力や90分を通しての集中力、コンスタントに出続けるゲーム体力だったり、スピード感の慣れだったりが身に付いたことが成長したところだと思います」。サッカー人生で一番の飛躍を遂げるシーズンを過ごしている。 国立競技場で戦う決勝のピッチは、小学生の時に夢に見た舞台でもあるという。東京都出身の三國が、中学から青森山田に進学したのも、「国立競技場で決勝を戦って優勝したい」という思いを抱いたからだった。残念ながら三國が在学時は改築中だったために高校選手権の決勝を国立競技場で戦うことはできなかったが、「小学校の頃に夢に見た国立での決勝戦を実現させたい」と意欲を高める。 「決勝の舞台でピッチに立つというのは、サッカーやっててもそんな多いことじゃない。貴重な試合に出られるということで、ワクワクしてます。でも本当に負けてしまったら意味がない。チームのみんなに支えられて、監督も信頼してここまで試合に使ってもらっている。その恩返しではないですけど、チームの中でも人一倍体を張って、最後までチームのために戦いたいと思います」 新潟対名古屋のルヴァン杯決勝は、国立競技場で2日13時5分にキックオフする。