【バドミントン】「オーストラリアオープンでの準優勝で手応えをつかめた」 奈良岡功大がNTT東日本の体育館で練習を公開!
6月25日、今春からNTT東日本に所属する奈良岡功大が、NTT東日本との所属契約に関する取材に対応し、公開練習を行なった。 奈良岡は、2024年4月1日よりNTT東日本と所属契約を締結。NTT東日本に所属しながら、ワールドツアーを転戦している。7月にはパリ五輪に出場することが決まっているほか、今後はS/Jリーグの団体戦などに出場する可能性もある。 この日、初めてNTT東日本のチームウェアに袖を通したという奈良岡は、「好きなカラーである黒が入ったウェアで、初めて着て、新鮮な気持ち」と笑顔。背番号の37は、奈良岡が子どものころにプレーしていた浪岡ジュニアでの番号だといい、奈良岡自身が選んだ。 NTT東日本の川前直樹監督は、「世界で活躍する選手。他の選手と切磋琢磨したり、今後、下の世代が彼をめざすようになって、チーム全体の底上げができたら。桃田賢斗のような突き抜けた成績を出してほしいですし、彼にとっては桃田の考え方なども参考になると思う。NTT東日本としては、オリンピックでメダルを取ったことがないので、奈良岡功大が達成してくれたら」と期待を寄せた。 練習前に取材に応えた奈良岡は、1カ月後に迫った大舞台に向けて、現状のコンディションや今後の調整についても話した。 ――2週前のオーストラリアオープンで準優勝。現在のコンディションは 準優勝できたことは素直にうれしいです。5月に体調を崩して、コンディションが上がっていない中で、なんとかコンディションを戻そうと思っていました。ようやく試合で結果が出て、自分の中で手応えをつかむことができました。 ――オリンピックまでの調整について オリンピック前には(7月第1週の)カナダオープンに出る予定です。そこで試合勘をなくさず、しっかり調整したいと思っています。 ――パリオリンピックへの意気込み、目標を オリンピックは初めての舞台となるので、あまり気負わず、その雰囲気を楽しみながら、自分らしく頑張っていきたいと思います。 ――ランキング的にトップ4シードに入るのは難しい状況 そうですね。でも、世界ランキングの1位が変わりましたし、誰が勝ってもおかしくない状況だと思っています。どこに入っても、自分のパフォーマンスができるかどうかだと思うので、自分の調整だけに集中していきたい。 ――メダルに関しての意識は 意識していないわけではないですが、やっぱり言ってしまうと自分のプレッシャーにもなりますし、素直にオリンピックを楽しめないと思うので、メダルというよりはまずは自分のプレーを出して、オリンピックを楽しみたいです。 ――NTT東日本に所属し、練習環境の変化は 特に変わっていませんが、バドミントンに集中できる環境があると思います。 ――川前直樹監督から、どんなところに期待しているかなどの話はあったか 基本的に、自由にやらせてもらっています。「功大は功大らしく、頑張ればいい」と言ってもらいました。
取材・構成/バドミントン・マガジン編集部