EXOスホインタビュー 俳優としての新しい顔と可能性
スホ:デビューしてから初めて挑戦する時代劇なので、最初は台詞のトーンや時代背景がよく分からなかったです。もちろんフィクションですが、キャラクターの研究をしているうちに自然と歴史にも興味がわいてきました。そこで、過去に話題になった時代劇ドラマを調べながらそれなりに勉強しました。
WWD:いいですね。グローバル市場に韓国の伝統文化を正しく理解してもらう機会でもあるので、どんな世子(セジャ)の姿を披露するのかとても楽しみです。
※世子(セジャ)=朝鮮王朝時代の用語で、次期王位を継ぐ者の略称
スホ:世子(セジャ)を思い浮かべると、どうしても重厚感がないといけないと思い、最初は負担になりました。でも、作家さんたちが今まで見せてくれたEXOリーダーのスホのありのままの姿でいいんじゃないかとアドバイスをしてくれて、自信を持つことができましたし、現場で監督さんとたくさん相談しながら、私だけの色を探しています。
WWD:演技以外に最近夢中になっている趣味はありますか?
スホ:面白くない答えになってしまいますが、仕事以外にはありません。誰が何と言おうと、どうせやるなら狂ったようにちゃんとやりたいと思います。他人の目を気にせず、ただ唯一私が熱心にこだわりながらできる事が自分の仕事なんです。
WWD:猛烈に走っていると、時には劇中の世子(セジャ)のように「ポッサム」されたくなる瞬間もあるでしょうね。
※ポッサム=再婚が法的に禁じられていた朝鮮時代に、寡婦を布で包み(包む=ポッサム)誘拐を偽装することで再婚を可能にした当時の風習のこと
スホ:たくさんありますね。実際、忙しいスケジュールをこなしていると、どこかに消えてしまいたくなることもあります。先日、テレビでたまたま「ナナツアー」を見たのですが、設定が面白かったんです(笑)私は特に旅行が好きなので、あのように誘拐されたら、旅行の計画を立てずに済むのでいいなと思いました。