銀行株が軒並み高い、トランプ氏が一部激戦州で優勢-金利上昇期待
(ブルームバーグ): 三井住友フィナンシャルグループ(FG)、 みずほフィナンシャルグループなど銀行株が軒並み上昇している。投開票日を迎えた米国の大統領選挙では、一部の激戦州において共和党候補のトランプ前大統領が優勢となり、財政支出を伴う同氏の政策による金利上昇への期待を背景に買いが入っている。
6日の東京市場では、三井住友FG株が一時前日比同4.8%高、みずほFGが同4.7%高、三菱UFJフィナンシャル・グループ株が同4.3%高。地方銀行株にも買いが入り、TOPIX銀行業指数は業種別指数の中で上昇率トップとなっている。
大和証券の坪井裕豪チーフストラテジストは、トランプ氏返り咲きの観測が高まり、米金利が上昇しやすい政策が意識され、金利敏感株の銀行が買われていると話した。午前11時50分時点で、トランプ氏は7つの激戦州のうちジョージア州やノースカロライナ州で民主党候補のハリス副大統領をリードしている。
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Momoka Yokoyama