花澤香菜「花野井くんくらい恥ずかしがらずに自分の気持ちを真っ直ぐ伝えてくれるのはうれしい」『花野井くんと恋の病』インタビュー
◆一方、花野井くんは、ほたるの隣のクラスにいるイケメンで、愛が重すぎる男子ということですが、愛が重いというのも珍しいですよね。 重くていいんですよ!(笑)。愛情表現って難しいじゃないですか。照れちゃうし、見返りがないと不安になっちゃったりするから。私と同世代の人が花野井くんみたいなことをやっていたら、ちょっと考えちゃうかもしれないけど、高校生の花野井くんであれば、全然いいんです。あれくらい恥ずかしがらずに自分の気持ちを真っ直ぐ伝えてくれるのはうれしいし、めちゃめちゃ大事にしてくれていると思います。何より、口だけでなく行動で示してくれるから、ホントに信頼できるなと思いました! ◆演じているのは小林千晃さんです。 千晃くんとこんなに絡む役は初めてなんです。同じ事務所だから、デビューの頃から知っているし、ずっと応援していたので、アフレコ現場でこんなに掛け合う役ができたことがすごくうれしくて。ただ、実際にやってみると、千晃くんの声って、こんなに色っぽかったかしら? と思うくらい、花野井くんの色気と千晃くんの声の色気が合わさって、最強人間が生まれていたんです(笑)。花野井くんがささやくシーンがあるんですけど、終わったあとに「ありがとう」って言っちゃいましたから(笑)。だから花野井くん推しの視聴者の皆さんも、画面に向かって「ありがとう」って言うんじゃないかな。そのくらいすてきでした。 ◆花澤さんも花野井くん推しになっているわけですね。 いや、だって、めちゃめちゃかっこいいんですよ! ほたるちゃん以外の人に冷たいところとかも、「ほかの子にいい顔しないの? いいね、それ!」ってなっちゃう(笑)。その冷たさ加減もいい感じに演じてくれているんですよ! ◆笑顔をほたるにしか見せないですからね。 あの屈託のない笑顔をほたるちゃんにしか見せないのはもったいないです! でもだんだんと周りの人たちとも仲良くなってくるので、そこでも花野井くん、そして千晃くんの声は、際立ってくると思います。 ◆アフレコの雰囲気はどうでしたか? キャストがわりと同世代が多かったんです。だから、完全に高校生の淡い恋愛にやられちゃって、「いいね~!」みたいになっちゃってましたね(笑)。あと、花野井くんのこの行動はありなのかとか、ほたるちゃんのこの行動は勘違いしちゃうよねとか、そういう会話が尽きない現場でした。だからめちゃめちゃ楽しかったんですけど、外野はちょっとうるさかったですね(笑)。私たちがお芝居をしたあと、みんな「く~~~」って感じになってて、ちょっと面白かったです。 ◆皆さんで収録できていたのはうれしいですね。 私は千晃くんと掛け合うことが多かったので、このせりふをどうやって言うんだろう? って、毎回楽しみにしながらアフレコをしていました。あとはやっぱり(木村)良平くんの演じている八尾創平が好きなんです。あの報われなさそうな感じ? ほたるちゃんの幼馴染なんですけど、この人たらし感が、漫画を読んでいて、好きなキャラだなって思いました。それを良平くんがやっているのがまたいいんです。 あと、仲良し3人組のきょーちゃん役の久保ちゃんも、普段からあのノリの良さなので、ぴったりだなと思ったし、しばむー役の真綾さんは、一緒に録れてはいないんですけど、声は聞いていて、「同級生になれたぁ」って思いました(笑)。すごくうれしかったです!