昨シーズン限りでアダナ・デミスポルを退団したFWマリオ・バロテッリ(C)Getty images

トリノが、負傷した33歳の元コロンビア代表FWドゥバン・サパタの代役として元イタリア代表FWマリオ・バロテッリの獲得を検討していると、イタリア紙『コリエレ・デロ・スポルト』など複数メディアが伝えている。 セリエA初挑戦の指揮官パオロ・ヴァノーリの下、セリエA7試合を終えて3勝2分2敗と好成績を収めているトリノ。だが今シーズンの公式戦9試合で4得点を挙げてチームをけん引していたエースのサパタがインテル戦でひざ前十字じん帯、内側半月板、外側半月板損傷の重傷を負い、今シーズン終了の見通しとなった。 ヴァノーリ指揮下でセンターフォワードとして起用可能な選手は現在、特徴の異なるチェ・アダムスのほか、アントニオ・サナブリア、ウィンガーのヤン・カラモーのみとなっており、トリノはフリーで獲得可能な選手を検討しているとみられる。 その候補として、昨シーズン限りでアダナ・デミルスポルを退団した34歳の元イタリア代表FWバロテッリが浮上している。バロテッリは今夏、スペイン3部のインテルシティなどイタリア国外のクラブからの関心が囁かれたが、本人はセリエA復帰を熱望。イタリアのクラブからのオファーを待ち続けている。 このほか、トリノの獲得候補には元モナコのウィサム・ベン・イェデルや元ウディネーゼのアイザック・サクセス、元バイエルン・ミュンヘンのエリック・マキシム・シュポ・モティングらの名前が挙げられている。『レプブリカ』紙は、トリノが来年1月の補強を待ち、評価の高い代役の獲得を目指す可能性も指摘。その筆頭候補として、過去にも獲得交渉を行ったことのあるナポリFWジョバンニ・シメオネを挙げた。インテルのホアキン・コレアやミランのルカ・ヨヴィッチの名前も浮上している。