<高校野球>桐生第一、2年目の指揮官が試行錯誤でつかんだ夢舞台 第92回選抜高校野球
第92回選抜高校野球大会(3月19日開幕、阪神甲子園球場)の選考委員会が24日、大阪市北区の毎日新聞大阪本社で開かれ、一般選考で2019年秋季関東大会4強の桐生第一(群馬)の4年ぶり6回目の出場が決まった。 【写真特集】センバツ歴代21世紀枠出場校 2018年11月から桐生第一の指揮を執る今泉監督は今回が初めてのひのき舞台。1999年夏にチームを初の全国制覇に導き、春も2度8強入りした福田治男前監督の後任とあって「正直、常にプレッシャーを感じながらの指導で、試行錯誤の連続だった」と振り返る。心掛けたのは部員との意思疎通。練習法も選手個々と話し合いながら決めてきた。 就任からほぼ1年の19年秋、チームは県大会で13年ぶりに優勝し、関東大会でも結果を残した。今泉監督は「誰が見ても実績では前任者に及ばない。ただ、伝統ののびのびと元気のいい桐生第一野球の健在を示したい」と力を込めた。【高橋努】