写真：Impress Watch

LINEヤフーは「Yahoo!検索」において、検索結果上に生成AIによる回答の表示とチャット形式で情報の深堀りができる機能の提供を開始した。「Yahoo! JAPAN」アプリ(iOS版、Android版)、スマートフォンブラウザー版「Yahoo! JAPAN」、「LINE」アプリでのWeb検索が対象。 【この記事に関する別の画像を見る】 「〇〇 方法」などハウツー系のキーワード(「美味しいコーヒーの入れ方」など)や、「〇〇とは」などの意味を調べるキーワード(「Z世代とは」など)で検索すると、検索結果に生成AIが生成した回答が掲出される。これにより、効率的に知りたい情報にたどり着けるとしている。対応する検索キーワードは順次拡大予定。 掲出された回答についてより深く調べたい場合は、「AIに追加の質問をする」ボタンを押下するとチャット形式で生成AIに追加の質問ができる。チャットでは、回答のほかに、検索したキーワードに関連した質問が表示されるため、ユーザーが知りたい情報の興味を広げるきっかけにもなる。チャットモードはYahoo! JAPAN IDでのログインが必要。また、13歳未満は利用不可。 今後、検索結果上の生成AIの回答を経由せずに、チャット形式で質問ができる仕組みの追加を予定している。 Yahoo!検索ではこれまで、生成AIを活用し、「地名 観光」などで検索すると生成AIが先回りをしてモデルコースを提案する「観光AIモデルコース」や、商品レビューの「レビューAI要約」を提供している。 生成AIによる回答を表示する機能については、2023年10月から一部のユーザーに対してテスト運用を順次開始しており、ユーザーからも好評だという。なおこの機能は、Google Cloudが提供するVertex AIを使用している。