【ONE】手塚裕之、6試合連続フィニュシュでボーナス獲得と王座戦を決めるか「全米を震撼させます!」=9月7日(土)デンバー
2024年9月7日(土)米国コロラド州・デンバーのボール・アリーナで開催される『ONE 168: Denver』(U-NEXT配信)に手塚裕之が出場。イシ・フィティケフ(豪州/トンガ)と対戦することが10日、発表された。 【写真】ノースサウスチョークを極める手塚 “ジャパニーズ・ビースト”こと手塚裕之はMMA14勝4敗。2019年にPANCRASEウェルター級王座を獲得すると、同年10月にONEデビュー。ONEでは、7戦6勝1敗5フィニッシュの戦績を誇る。 2021年11月のアギラン・ターニ戦から、エドソン・マルケスをともに3R TKO後、ジン・テホとアブラーオ・アモリムの両者を1R 腕十字に極め、2024年4月の前戦ではヴァミール・ダ・シウバを2R ノースサウスチョークでフィニュシュと、現在5試合連続フィニュシュ中だ。 対するイシ・フィティケフは、MMA8勝1敗。ニュージーランド生まれ豪州育ちのトンガ人で、ONEで唯一のトンガ人選手だ。ラグビー選手としてのキャリアを経て24歳の時にMMAに転向した。 ブラジリアン柔術から初め、その後ボクシング、キックボクシングへと挑戦し最終的にMMAに移行。現在ブラジリアン柔術茶帯で、キムラロックとリアネイキドチョークの2つの一本勝ちをマークするが、それ以上に4つのKO・TKO勝ちを誇るブルファイターで、オーソから突進力を活かした右オーバーハンド、左右からケージに詰めてのダブルレッグテイクダウンと、パワフルなオールラウンダーファイターともいえる。 2023年4月の前戦では手塚が2R ノースサウスで極めたヴァミール・ダ・シウバを、1R 仕掛けの速いパームトゥパームのリアネイキドチョークで極めており、手塚の豊富な試合経験と高いファイトIQ、フィニッシュ率に対し、フィティケフはどこで勝負するか。トンガパワーに、オールラウンダーでもある「ジャパニーズ・ビースト」の本領発揮なるか。 5カ月ぶりの試合が米国デンバー大会になったことについて、手塚は、「アメリカは以前2年ほど住んでいたこともあり、総合格闘技を始めた地なので、凱旋試合という気持ちがあります。サムライ魂を見せたいですね」という。 手塚は大学卒業後に農業研修制度を利用して22歳で米国へ渡った際に、滞在中の2年間農業の仕事をしながらMMAを続け、2012年12月にオレゴン州のポートランドでアマチュアMMAデビューを果たしている。 そこから12年後の大大会抜擢に、「大きな大会での試合に抜擢されたことで全米、世界に名前を売るチャンスだなと感じました」と意気込む。 対戦相手のフィティケフについては、「フィジカルが強そうなトンガ人。寝技での極めも打撃でのフィニッシュもありオールラウンダーな選手という印象」と語り、自身のアドバンテージとして「すべて。打撃、寝技のスキルと気持ちの強さ。手塚米で作った肉体がアドバンテージです」と、すべてにおいて上回っているとした。 そして、「自分はフィニッシュを常に狙うので決まる時は一瞬で終わる。本当に強い者同士の迫力のある試合を見せたいと思います。打撃でも寝技でも、この試合でもフィニッシュをして、連続フィニッシュを『6』にのばしたい。もう敵がいないことをアピールしてタイトル戦へ繋げたいと思います」と、ONEライト級MMA&ウェルター級MMA王者のクリスチャン・リーか、「クリスチャンがライト級で戻って来るならウェルターのベルトは返上してもらって、暫定王座戦でゼバスチャン・ カデスタムとやってもいい」と、次戦でタイトルマッチを望んでいる。 「9月6日、ジャパニーズビーストis Back!! 衝撃フィニッシュで全米を震撼させますのでお見逃しなく‼」──手塚は、米国凱旋で6試合連続フィニュシュでボーナス獲得と王座挑戦をたぐりよせるか。