「新春鷹狩」鹿児島市の島津家別邸・仙巌園で披露…なすびを捕らえさせ「一桜島・二鷹・三なすび」演出も
鹿児島市の島津家別邸・仙巌園で3日、正月イベントの新春鷹狩が行われ、勇壮に舞うタカを来園者が見守った。 【写真】タカの一種「ハチクマ」
同園によると、戦国大名の島津義久や義弘が鷹狩を楽しんだ記録があるほか、島津斉彬がタカの絵を描くなど、島津家とタカの縁は深いという。
同園では年始に鷹狩を披露。戦国時代から続く吉田流の鷹匠で、同県姶良市の麓政司さんが雌の紅姫を近くの木へ飛ばしたり、空中の疑似餌を捕らえさせたりした。また、縁起ものとして桜島を富士山に見立て、「一桜島、二鷹、三なすび」にちなんで紅姫になすびを捕らえさせる演目も行われ、来園者から大きな拍手が送られた。
来園した同市立三船小3年の児童(9)は「タカが餌を捕っている姿が格好良かった」と楽しそうだった。