韓国の尹大統領、捜査本部の事情聴取に応じず-逮捕の可能性も
(ブルームバーグ): 韓国の尹錫悦大統領は18日、「非常戒厳」宣布を巡る合同捜査本部による事情聴取に応じなかった。現地メディアが報じた。これにより、尹氏が逮捕される可能性が高まっている。
SBSによれば、国防省や警察などから成る合同捜査本部が午前10時(日本時間同)に予定していた事情聴取に尹氏は出頭せず、捜査本部は2回目の召喚状送付を検討している。
韓国国会は14日、尹氏に対する2回目の弾劾訴追案を可決。大統領の職務が一時的に停止され尹氏だが、非常戒厳宣布は憲法が定める権限の範囲内だと主張している。決して諦めないとし、職務を続けるため憲法裁判所で争う意向だ。
検察を中心とする別の捜査チームは尹氏に対する聴取を21日に予定している。YTNが伝えた。
尹氏の弁護士は17日、弁護団の編成がまだ完了していないとメディアに説明。捜査当局による出頭要請について近く声明を発表する予定だと明らかにしていた。
原題:South Korea’s Yoon Skips Questioning, Adding to Risk of Arrest(抜粋)
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Shinhye Kang