ブルーインパルス、秋晴れにハートやダイヤモンド描く 入間航空祭25万人来場
航空自衛隊入間基地で11月3日、入間航空祭が開かれた。5年ぶりの一般公開で、約25万人が訪れた。世界に1機しかない電子戦訓練機EC-1(78-1021)が初登場したほか、アクロバット飛行チーム「ブルーインパルス」が展示飛行を披露。C-1輸送機の最終号機である31号機(18-1031)のラストフライトで幕を閉じた。 【写真】入間航空祭で展示飛行を披露するブルーインパルス 今回の展示飛行は、EC-1が最初に登場。カモノハシのようなユーモラスな外観が特徴だ。輸送ヘリコプターCH-47J「チヌーク」、飛行点検機U-125とU-680A、練習機T-4、輸送機C-2とC-1、多用途支援機U-4、ブルーインパルスと続き、C-1の31号機がラストを飾った。一方、強風のため、C-1からの空挺降下は中止となった。 ブルーインパルスの飛行展示は、午後1時から午後2時10分まで、予定通りすべての演目を披露。秋晴れの空にハートを射抜くキューピットやダイヤモンドなど、さまざまな演目で来場者をわかせた。午後2時の時点で、22万1000人以上が来場していた。 2023年度の航空祭は1月20日に予定していたが、元日に起きた令和6年能登半島地震に対する災害派遣活動を最優先するため中止。2022年度以来、2年ぶりの航空祭となった。
Tadayuki YOSHIKAWA