Mrs. GREEN APPLE、記録が証明する現在地 楽曲を起点に“アーティスト”として愛される国民的な存在へ
10月23日、Mrs. GREEN APPLE「コロンブス」のストリーミング累積再生数が1億回を突破した(※1)。同曲が彼らにとって通算18作目の累積再生数1億回突破作品となったことに加え、国内アーティスト別1億回再生突破作品数においても現在単独1位をキープしている。11月6日公開のBillboard Japanの総合ソング・チャート「Hot 100」を見ると彼らの楽曲が12曲ランクインしており(※2)、これらの記録からもMrs.GREEN APPLEは今日本で最も聴かれているアーティストの一組だと言えるだろう。 【写真あり】国民的人気を誇るMrs. GREEN APPLE、スタジアムツアーの模様 ストリーミング累積再生数1億回を突破した楽曲のなかで特筆したいのは、「StaRt」だ。同曲はメジャーデビュー作となる2015年リリースのミニアルバム『Variety』の収録曲であり、彼らが本格的にブレイクする以前の楽曲とも言え、配信開始から1億回再生突破までは約8年5カ月という期間がかかっている。ほかにも「春愁」は約6年1カ月、「WanteD! WanteD!」は約5年9カ月の時間を経て1億回再生を達成しており、こうしたブレイク前夜の楽曲もときを経て再生数を伸ばしているところに、単なる一過性の“楽曲ヒット”ではなく“アーティスト”としてシーンにおける普遍性を獲得し広く愛されている、Mrs. GREEN APPLEというバンドの現在地点が感じられる。 一方、今年4月にリリースした「ライラック」は自身最速となるチャートインから10週で累積再生数1億回を突破。これは、YOASOBI「アイドル」の5週やOfficial髭男dism「Subtitle」の6週、Creepy Nutsの「Bling-Bang-Bang-Born」の7週といった記録に次ぐ、歴代9位の記録となっている(※3)。上記したBillboard Japan「Hot 100」でも5位をキープしており、チャートイン数は30回を記録。今年リリースした新曲が圧倒的な速さで再生回数を獲得していることも、今のMrs. GREEN APPLEの勢いを示していると言えるだろう。