23日の立憲民主党臨時党大会で新代表に選出された野田佳彦元首相は、力強く落ち着いた弁舌に定評がある。一方、首相時代に衆院解散を断行、民主党を下野させた経緯への批判も根強い。 新聞記者志望だったが、早大卒業後に松下政経塾1期生に。政治の道を志し、千葉県議を経て平成5年の衆院選で初当選した。 県議時代から続ける早朝の駅頭活動を原点と位置づける。今回の代表選の出馬表明の地に選んだのも、日ごろから頻繁にビラ配りなどを行っているJR津田沼駅（千葉県習志野市）前だった。「街頭から生まれ街頭で育てられた政治家」と自負する。 ◇ のだ・よしひこ 早大卒。千葉県議、民主党国対委員長、財務相、首相。令和2年9月から立憲民主党最高顧問。67歳。衆院千葉4区、当選9回。
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