ベン・アフレック&マット・デイモンがハルク・ホーガンのセックス動画訴訟を映画化 ガス・バン・サントが監督
ベン・アフレックとマット・デイモンの製作会社アーティスト・エクイティが、元プロレスラーのハルク・ホーガンと米ゴーカー・メディアの訴訟騒動を映画化することがわかった。米Deadlineによれば、監督候補として「ミルク」「グッド・ウィル・ハンティング 旅立ち」のガス・バン・サントが交渉に入っているという。 新作「キリング・ゴーカー(Killing Gawker)」は、ライアン・ホリデイ著「Conspiracy: Peter Thiel, Hulk Hogan, Gawker and the Anatomy of Intrigue(原題)」をもとに、「マネー・ショート 華麗なる大逆転」でアカデミー賞脚色賞を受賞したチャールズ・ランドルフが脚本を執筆。 原作は、ホーガンが親友の妻とセックスしている動画をゴーカーが配信し、プライバシー侵害で訴えられた2016年の裁判を掘り下げている。この裁判は、かつてゴーカーに同性愛者であることを暴露されたシリコンバレーの起業家・投資家ピーター・ティールが、報復としてホーガンに多額の資金を援助していたことがわかり、敗訴したゴーカーは1億4000万ドルという巨額の賠償金を命じられ、16年に破産申告した。 権力が報道の自由を奪った裁判として全米の注目を集めたホーガンとゴーカーの闘争は、ブライアン・ナッペンバーガー監督のNetflixドキュメンタリー「メディアが沈黙する日」(17)でも描かれている。 新作はアフレックとデイモンがプロデュースし、2人とも出演はしない見込み。アフレックとデイモンは、バン・サント監督「グッド・ウィル・ハンティング 旅立ち」でアカデミー賞脚本賞を受賞したことで知られる。