子役出身の声優・石川由依、仕事と両立だった高校時代 芸能活動禁止で「先生にはこっそり許可を取って」
石川由依がアニメ『オーイ!とんぼ』でライバル役
『進撃の巨人』のミカサ・アッカーマン役、『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』のヴァイオレット・エヴァーガーデン役などで知られる人気声優の石川由依がテレビアニメ『オーイ!とんぼ』第2期(11月17日スタート、BS松竹東急にて全国無料放送)に出演を果たした。とんぼのライバル・音羽ひのきの声を担当する石川が第2期の見どころ、自身の高校時代などを語った。(取材・文=平辻哲也) 【写真】品のある衣装を着こなす石川由依の全身ショット テレビアニメ『オーイ!とんぼ』は原作・かわさき健氏と作画・古沢優氏による同名漫画を原作に、離島で育った少女・大井とんぼ(はやしりか)がゴルフの世界で成長していく物語。リアルな描写と人間ドラマが人気で、2024年4~6月まで第1期(全13話)が放送され、早くも第2期の放送が決まった。第2期ではとんぼが九州女子選手権に挑む。 「1期を放送してすぐ再放送が始まって、間も開けずに2期が放送されることがあまりないので、それだけ人気があるんだなと感じましたし、再放送の視聴率の方が上がっているという話を聞きました。そんな人気のある作品に参加できることがとても嬉しいです」と石川。 演じるひのきは、とんぼが熊本でお世話になるゴルフ練習場のレッスン生。父親のスパルタ教育を受け、九州ジュニアチャンピオンにもなった最強のライバルだ。 「小さい頃から一つのことに真摯に取り組んでいるキャラクターで、まっすぐで素直な性格が印象的です。私も小さい頃から劇団に入って一つのことを続けてきたので、ひのきのまっすぐさには共感できる部分があります。一方、私自身も失敗を気にして言い出せないことがあったり、モヤモヤすることがあっても言えないことがあるので、そういった面で似ている部分もあります」 ゴルフは未経験で、作品を通じて学んだという。 「たとえば、クラブの数が14本必要だとか、役割がそれぞれ異なることなども知って驚きました。ゴルフに詳しくない私でも楽しめる内容なので、視聴者の皆さんも新しい発見がたくさんあるのではないかと思います。ゴルフアニメにとどまらず、人間ドラマとしても見ごたえがあります」 アフレコの現場は新メンバーが多く、むしろ、とんぼ役のはやし、コーチのイガイガこと五十嵐一賀役の東地宏樹が共演者の多さに戸惑いすら感じているようだったという。 「ゴルフアニメということで、試合のシーンでは緊張感があって、音響監督さんからも『挑んだ気持ちで、負けるな』という強い指示がありました。普段のアフレコ現場とは少し違った空気で、真剣に取り組むことが求められる緊迫感のある現場でした」 2期の見どころについては「ひのきは、とんぼや他のキャラクターたちの影響を受けて少しずつ変わっていきます。自分が信じてきた道が揺らぎ、不安になったり迷いを抱えながらも、負けたくないという気持ちを強く持つようになります。ひのきが自分自身を見つめ直しながら成長していきます」と話す。