【Q&A】沖縄の米軍。何人いるの? 役割は? 【図解】
Q:沖縄にいる米軍のトップはどんな人?
沖縄に駐留する陸海空と海兵隊の四軍を束ねる役割として「四軍調整官」というポストがあり、沖縄の海兵隊司令官(中将)が兼務しています。 沖縄が日本に返還される1972年以前の米国統治下、米軍トップは「高等弁務官」といい、時の米国防長官が任命する陸軍中将が就任していました。日本復帰後は陸軍が縮小し、海兵隊が拡充されたこともあり、陸軍が務めていた「四軍調整官」には75年以降、海兵隊司令官が就いています。
Q:訓練はどこでやっているの?
北部訓練場や無人離島などにある演習場で行われているほか、沖縄周辺の海や空が訓練水域・空域として設定されています。沖縄県によると訓練水域が27か所、訓練空域が20か所あり、米軍機や米軍艦船がさまざまな状況を想定した射撃訓練や飛行訓練を日常的に行っています。 そのためこれらの区域では常時、または一時的に立ち入りができず、船舶の停泊や漁業活動が制限・禁止されています。