乾燥機能付きの洗濯機を買いました! 何回洗濯をすれば元を取れるでしょうか?
乾燥機能付き洗濯機は、洗濯した衣類を乾きやすい状態にする家電製品で、雨や雪などのときに便利です。本体価格は決して安くはないので、買った金額の元がいつ取れるのか気になる人は多いでしょう。 この記事では、コインランドリーにかかる費用と乾燥機能付きの洗濯機の電気代などの光熱費を比較して、何回洗濯をすれば元が取れるのかについて説明します。
コインランドリーでの洗濯機・乾燥機の平均的な使用料金
コインランドリーは1度にたくさんの洗濯ができ、洗濯機に入らない大きな布団なども洗えるので重宝しますが、洗濯や乾燥までの費用はいくらかかるのでしょうか。1人あたりの1日の洗濯の量を1.5キロとして、一般的な4人家族では6キロ程度になります。 コインランドリーの平均的な使用料金は、5キロから10キロの洗濯量で洗濯のみが300円から500円、洗濯と乾燥では10キロで800円から1200円程度です。ここではコインランドリーの使用料金を洗濯のみ500円、洗濯から乾燥が800円とします。乾燥機のみ使う場合、14キロで平均100円です。
乾燥機能付き洗濯機1回あたりの使用料金
ここでは、日立 ビッグドラム BD-SX120HLと、SHARP ES-S7Hzの洗濯機のデータを参考に、乾燥機能付き洗濯機の電気代や水道代の使用料金をみていきましょう。 ■2022年9月発売の日立 ビッグドラムBD-SX120HL 洗濯と脱水容量12キロに使う消費電力は78Wh、洗濯から乾燥の容量6キロの消費電力が約1,570Whです。公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会によると、電気料金の単価は31/kWhとされているため、洗濯のみの電気代を78Wh÷1000×31円で計算すると2.418円、洗濯と乾燥は1570÷1000×31円=48.67円かかります。 水道の1リットルあたりの金額は、約0.24円といわれています。洗濯の標準水量は88リットルのため88×0.24で計算すると21.12円、洗濯と乾燥までの場合、86リットルなので20.64円です。電気代と水道代を足して、洗濯1回にかかる料金は洗濯のみ約23.53円、洗濯から乾燥まで69.31円かかります。 ■2023年2月発売のSHARP ES-S7H 洗濯と脱水容量7キロの消費電力は60Wh、乾燥3.5キロの容量で洗濯と乾燥までの消費電力が1600Whです。電気代単価31円で計算すると洗濯の電気代は1.86円、洗濯から乾燥までは49.6円になります。 水道代は、洗濯の標準水量が57リットルで水道単価0.24円をかけると13.68円、洗濯と乾燥が80リットルなので19.2円です。電気代と水道代を足すと洗濯のみ15.54円、乾燥まで68.8円が1回あたりの洗濯機の料金になります。