韓国労働当局、全国の賃金未払い20億円摘発…常習企業は司法処理
【10月31日 KOREA WAVE】韓国雇用労働省は、在職労働者の情報提供内容をもとに企画監督(事前にスケジュールを予告したうえで実施する労働環境などの検査)を実施した結果、75社から174億ウォン(約19億2543万円)、3885人の賃金未払いを摘発した。このうち、故意・常習賃金未払い事業場14カ所は直ちに司法処理し、摘発された未払い賃金のうち75億ウォン(約8億3000万円)は監督期間中に直ちに清算された。 同省によると、今回の企画監督は48の雇用労働庁(支庁)が98の企業を対象に実施した。 同省は常習的に無料労働を強要した畜産協同組合理事長、是正指示に応じなかった製造業者代表ら、故意・常習的に法に違反したり清算の考えがない14カ所に対して直ちに司法処理した。 京畿のあるゲーム開発業者は経営難で2億ウォン(約2213万円)が未払いだったが、監督に着手すると「未払い事業主融資制度」を活用して全額清算するなど、勤労監督期間中に3000人を超える勤労者に対する未払い賃金75億ウォン(約8億3000万円)を清算し、残っている未払いに対しても今後引き続き清算を指導していく。 同省は在職勤労者の未払いが依然として多い状況を考慮し、匿名情報提供センターを28日からさらに3週間運営することにした。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News
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