練習に「行きたくない」 なでしこ黄金世代の衝撃…仲田歩夢が“弱い心”を捨てた忘れられない1年
今後のサッカー人生で注力していきたいこと
1人でも多くの人に、女子サッカーの魅力を伝えたい――。これが、今後のサッカー人生で注力していきたいことの1つだと言う。 「今のWEリーグは残念ながら、メディアを通して触れられる機会は少ないので、いろいろな人に興味を持ってもらう、観てもらうためには、やっぱりスタジアムに足を運んでもらうしかありません。 たまたま、家族や友人に連れられてスタジアムに来てくれた人が、『女子サッカーって面白い!』と思ってくれれば、また試合に来てくれますし、もしかしたら、誰かを誘ってきてくれるかもしれませんよね。 そのためには、試合に来てくれるように自分たちのことをもっと知ってもらう、観客が楽しめるスタジアムの雰囲気作りをすることも必要だと思いますし、私自身、力を入れていきたい。そして、一度でもスタジアムに足を運んでくれた人たちが、『また観に来たい』と思ってもらえるよう、1試合1試合、プレーしていきたいです」 ■仲田 歩夢 / Ayu Nakada 1993年8月15日生まれ、山梨県山梨市出身。サッカーWEリーグ大宮アルディージャVENTUS所属。小学1年生からサッカーを始める。中学時代は地元の女子クラブチーム、フォルトゥナSCレディースでプレー。2009年、女子サッカーの強豪・常盤木学園高(宮城)に進学し、1、3年時に全国高校女子選手権で優勝。2009年から年代別日本代表に選出され、2010年のU-17女子W杯では準優勝に貢献した。高校卒業後、当時なでしこ1部のINAC神戸レオネッサに入団。2021年1月、大宮アルディージャVENTUSに移籍した。 長島 恭子 編集・ライター。サッカー専門誌を経てフリーランスに。インタビュー記事、健康・ダイエット・トレーニング記事を軸に雑誌、書籍、会員誌で編集・執筆を行う。担当書籍に『世界一やせる走り方』『世界一伸びるストレッチ』(中野ジェームズ修一著)など。
長島 恭子 / Kyoko Nagashima