大地震への対応力向上訓練 京都市中京区
京都市消防局は、大地震が発生した際、地域住民の災害への対応力向上を目的とした訓練を28日朝、京都市内でおこないました。京都市中京区の姉坊城公園で行われた訓練には、京都市消防局の職員や朱雀第一学区自主防災会、消防団などおよそ40人が参加し、京都市内で大地震が起き、町内の数カ所で火災が発生したという想定で行われました。訓練では、地震が発生したあと、身の安全を確保した住民たちが地域の避難場所に集まり、町内で発生した火災に対して訓練用の消火器を使って、初期消火の手順を確認しました。また、消火バケツを使ったバケツリレーの訓練も行われました。消防局員から、バケツを渡す際に人と人との間隔を約1mあけて渡すなどのレクチャーを受けた参加者たちは、さっそく実践し、万が一に備えて、災害へ対応力を高めていました。朱雀第一学区自主防災会の冲野益男会長は「みなさん訓練ということもあるが、顔もわかったりとか、親睦もある意味できたりとかで、防災に限らず色々な緊急のことに対しての協力がみんなでできると思う」と訓練の意義を強調しました。