強い冬型の気圧配置2日目 東・北日本の山沿い中心に積雪増加 今季一番の大雪も 冬本番の寒さ続く
強い冬型の気圧配置2日目になり、強烈な寒気の流れ込みが続いている。きょう23日(月)は、北陸から北の日本海側を中心に断続的に雪や雨が降り、山沿いを中心に大雪になるおそれがある。一方、日差しの届く所が多くなる太平洋側も、厳しい寒さが続きそうだ。
日本海側はしぐれ 太平洋側は乾燥晴天
日本付近はきのう(日)から冬型の気圧配置が強まり、日本海側を中心にあらたに雪が積もっている。酸ケ湯(青森)では261センチと全国の今季一番の積雪を更新、藤原(群馬)ではたった一日で60センチ以上降り、関東の今季一番の積雪1メートル近くになっている。
西日本は午前中のうちに雪や雨の止む所が多くなるが、北陸から北は日本海側を中心に断続的に降る見込み。発達した雲が流れ込む東日本を中心に雪や雨の強まるタイミングがあり、東海や東北などの太平洋側でもにわか雨、にわか雪がありそうだ。強風も吹きつけて、ふぶくおそれもある。大雪や着雪、なだれ、路面凍結、落雷、突風などに注意が必要だ。
太平洋側は、広い範囲で晴れて、空気が乾燥する見通し。東京は17日連続乾燥注意報が発表されていて、きょう(月)も湿度が25%まで下がりそうだ。火災のニュースが相次いている。引き続き、火の元には気をつけたい。
厳しい寒さ 今季一番の寒さも
けさも九州を中心に今季一番の冷え込みが続出しているが、日中もきのう(日)と同じくらいの厳しい寒さが続く予想。最高気温は、関東から西で11℃前後、北陸や東北は5℃くらい、北海道は氷点下の所が多くなりそうだ。名古屋や仙台、青森など今季一番の寒さの所がある見込みで、冷たい風も吹きつけそうだ。
きょう(月)も、日差しがある地域も風の冷たさが勝る見込みで、冬本番の寒さ対策が必要になる。雪のエリアでの朝の通勤通学は、積雪や路面凍結などに注意しながら時間に余裕を持って行動したい。屋根からの落雪や除雪作業中の事故などにも注意が必要だ。 (気象予報士・丸田絵里子)