飲料水は2Lの「ペットボトル」を買っていますが、面倒なので「ウォーターサーバー」を月2700円で契約したいです。費用は高めだと思うのですが、金額の差に見合う“メリット”はあるのでしょうか?
普段の飲料水にペットボトルの水を使用する人は今や珍しくなく、飲料水にお金を出すことが一般的になってきました。しかし、買い物のたびに2リットルのペットボトルを購入して持ち帰ることに負担を感じている人もいるでしょう。そのようなときに利用を検討したくなるのがウォーターサーバーではないでしょうか。 本記事では、ペットボトルの水を購入することに対して、ウォーターサーバーを利用した場合のコストやメリットなど解説します。ぜひ最後までお読みください。 ▼4人家族で食費「月8万円」は高い? 1人当たりの“平均”もあわせて解説
成人が1日に必要とする飲料水の量は1.2リットル
そもそも、どのくらいの水が人間には必要なのでしょうか。成人の場合、普通の生活を送っているだけでも1日に2.5リットルの水分が体内から出ていきます。内訳としては、尿や便によるものが1.6リットル、呼吸や汗などの自然蒸発で0.9リットルです。 この2.5リットルの水分を補うために、食事から1.0リットル、体内で食べ物が分解されるときに発生する水分から0.3リットルをまかなっており、それ以外に飲料水として1.2リットルが必要です。
ペットボトルとウォーターサーバーのコスト比較
1日に必要な飲料水の量は1.2リットルなので、単純に30日で換算すると36リットルが必要ですが、実際に家で飲む量は、家族構成や日中に家にいる時間などによって異なります。日中はほとんど外出していて、家で飲む水は入浴後と起床時にコップ1杯程度のみ(合わせて約400ミリリットル)と考えると、30日で換算して12リットル程度が必要な飲料水の量です。 今回は夫婦2人で1ヶ月に24リットルを消費すると仮定して、ペットボトルとウォーターサーバーのコストを比較します。 24リットルを2リットルペットボトルに換算すると12本で、1本あたりの価格を128円とすると、1ヶ月で1536円です。一方、ウォーターサーバーのコストは業者によって異なります。 例えば、業界最安値をうたうワンウェイウォーター株式会社の場合、12リットルボトル単価1350円×2=2700円となり、ウォーターサーバーのほうが月々1164円高いことになります(2024年9月時点)。これは水の購入代のみの比較ですが、ウォーターサーバーは維持費としてサーバーのレンタル代やメンテナンス費用、サーバー運転時の電気代などがかかることがあり、実際はこれ以上の価格差が開きます。