子どもとゆったり遊ぼう 松山の民家で月1回「ひろば」 木の玩具や絵本・音楽(愛媛)
木のおもちゃと絵本、音楽で大歓迎。大人ものびのび過ごそうね―。松山市内の民家で月1回開かれている「えっさっさひろば」は、11年前から続く人気の遊び場だ。昨年12月上旬に訪ねると、乳幼児連れがまるで親戚の家に来たかのようにリラックスして遊び、交流していた。個別の活動でも子どもらを魅了している市内の女性3人が運営し、親たちに「肩の力を抜いて子育てを楽しもうよ」とエールを送る。 ヒノキやブナのボール3千個が入った「木の球プール」で幼児が寝そべる。別の子はボールを握っては落とし、ぶつかる音や木目に興味津々だ。「観察して、いろんな遊びを試している。すごいよ」と褒めるのは、木育活動に取り組む大五木材(同市平田町)の高橋佐智子さん(56)。自宅の座敷を開放し、木のおもちゃを所狭しと並べる。 大人も一緒に楽しんでほしいという思いを同じくしタッグを組むのは、元幼稚園教諭で「おはなし屋えっちゃん」こと武知悦子さん(56)と、音楽教室を開く小池智里さん(45)。ユーモアたっぷりな絵本の読み聞かせとピアノ演奏でコラボする。
愛媛新聞社