「パジャマっぽい」「子どもみたい」というイメージを払拭!"ボクサーショーツ"を、大人可愛く履きこなすコツとは
いよいよ、ボクサーショーツにトライ!
そうして迎えたコペンハーゲン・ファッション・ウィーク初日。私はアルミナ・コンセプトのボクサーショーツにチャレンジしてみた。シモーン・ロシャのシアーなトップスの花柄をイメージして、白いTシャツの上にレイヤーして。 その日予定していた最初のショー(偶然にもオペラスポーツ)に行ったところ、地元の人3人に、デンマーク語で「素敵!」と褒められた。 彼らは私がデンマーク語を話せないと気づいて驚いたようだった。長い間、北欧スタイルを研究してきた私にとっては、なんとも光栄な瞬間だった。 そしてその翌朝、グレイト・エロス(great Eros)の縁が扇形の飾りになったカシミアのタンクトップと、チャム(Cham)のタイニーな赤いカーディガン、シモーン・ロシャのパールの光沢があるクロックスをスタイリングした。これがかなり、お気に入りのスタイルに。私が求めていた北欧らしい気楽さがありながら、他のファッションウィークで着るルックと同じくらい有頂天な気分にさせてくれる。ペストリーを買ってホテルに歩いて戻る時、私は単にコペンハーゲンに滞在しているのではなく、自分がコペンハーゲンになったような気さえした。 そしてファッションウィークの最後は、眠りに眠らせたロエベのボクサーショーツで締めくくることに。非常に難しいアイテムだが、バランスさえ合えば最高のアイテムになると計算していた。そこに、ビンテージのミュウミュウの黄色いバッグ、サンディ・リアン(Sandy Liang)のバレリーナ・メリージェーン、グッド・スクイッシュ(Good Squish)の白いフリルのシュシュを合わせて完成。見事、完璧な夏のルックに仕上がった。 今回のファッションウィークでは沢山の収穫があったが、なんといっても一番の収穫はボクサーショーツのスタイリング法。それが、私にとっては最大のスタイルレッスンになった気がする。今、クローゼットの奥にあるボクサーを見ても、私はもう怖気づかない。カルダモン風味のバンズやコペンハーゲンの人々、彼らの楽し気な表情が恋しくて、時折思い出しては浸っている。そして同時に、ボクサーショーツは、どんなルックにも完璧なベースになる。それを心に思い出すのだ。
From Harper's BAZAAR.com