元ミスUSAを返上した美女、母親が「虐待、いじめ、圧力をうけていた」と告発
2023年ミスUSAのノエリア・ヴォイトさんと、2023年ミス・ティーンUSAのウマソフィア・スリヴァスタヴァさんが、数日間で立て続けにミスの座から揃って辞退した。それぞれの母親は『Good Morning America』のインタビューで、「不当な扱い、虐待、いじめ、圧力」を受けていたと主張した。 【写真を見る】「ほぼ裸」で電話をかけるインフルエンサーの女 ヴォイトさんとスリヴァストラヴァさんは数日間に突然ミスの座を退いた。最初に辞退したのはヴォイトさんで、Instagramに投稿した公式声明では精神疾患が原因だと述べていた。だが内部関係者に宛てた辞表では(ニューヨークタイムズ紙が入手)、「有害な労働環境……よく言えば監督不行き届き、悪く言えばいじめとハラスメント」を助長していたと非難していたとしてミスUSA運営事務所を糾弾した。 辞表の中でヴォイトさんは「ろくに担当者をつけてもられず、イベントで心細い思いをさせられ」、そのせいでフロリダ州サラソタのクリスマスパレードでセクシャルハラスメントを受けたと書いている。パレードの最中、運転手から不適切な発言をされたそうだ。ヴォイトさんが事務局のライラ・ローズ会長に報告すると、「公共イベントでは、周囲の人間の物言いを防ぐことはできない」と言われたそうだ。 ヴォイトさんの母親ジャクリーンさんはこの事件の詳細を語り、問題の運転手はヴォイトさんに「金を出せば年配の男性ともその気になるか?」と言ったそうだ。この発言で「ノエリアはものすごく嫌な気分にさせられました」とジャクリーンさん。ローズ会長の反応に関しては、「こんな思いをさせてごめんなさい」というような返答は一切なかったとして非難した。
Instagramの投稿に隠されたメッセージ
ヴォイトさんのInstagramの投稿にメッセージが隠されているのではという憶測についてもジャクリーンさんは言及した。投稿された文章の頭文字をつなげると、「I am silenced(口を封じられている)」と読める。ジャクリーンさんはこれが意図的なものかについてその場で肯定することは控えたが、口を封じられているのかと尋ねられると、「そのとおりです。機密保持契約(NDA)が無効にならない限り、この先もずっとそうです。2人は発言の機会を与えられるべきです」。 ヴォイトさんと同調してミス・ティーンUSAを辞退したウマソフィアさんの母親バーバラ・スリヴァスタヴァさんは、「夢にみた職業が悪夢に変わってしまった。こんな茶番を続けるわけにはいきません。2人はミスを辞退し、一生に一度の夢、念願の栄光とミスの座をあきらめる道を選びました」。 さらにバーバラさんはこう続けた。「娘はノエリアさんの精神状態が攻撃されるのを見て、『こんなの黙って見てられない。私もノエリアと一緒に辞退しなくちゃ』と言いました」。 ローリングストーン誌のコメント取材の申請に対し、ミスUSA運営事務所から直接返答はなかったが、「我々はコンテスト出場者、州大会優勝者、全米大会優勝者、スタッフ全員に対し、健全で意志疎通の取れた献身的な環境の構築に尽力しています」という『Good Morning America』に宛てた声明が送られた。
JON BLISTEIN