【ハイライト動画あり】東海大学が10トライ。法政大学も“粘闘”。第13回関東大学春季交流大会Aグループ
後半30分頃まで14点差の熱戦だった。 【ハイライト動画】東海大学 vs. 法政大学
第13回関東大学春季交流大会Aグループは6月2日(日)、2敗同士の東海大学と法政大学が激突。雨中戦でやや硬い入りとなったのは東海大だった。
法政大はルーキーFL大沢空が開始直後から鋭いタックル。すると U20代表歴のあるNO8宮下晃毅がドミネートするタックルを放ち、ターンオーバーを誘発した。
しかし東海大は混戦で頼りになる武器があった。強力スクラムだ。
開始直後のファースト・スクラムでペナルティ奪取。スカイブルー軍団のスクラム優勢は後半に顕著となっていく。
と、そのまま東海大がFW攻勢で先制トライを奪うかと思われたが、法政大はモールを防いで攻守交代を起こす。
さらに、東海大の反則(オブストラクション)やアタックの連携ミスもあり、その後2回連続で自陣ラインアウトのピンチをしのいだ。
ただ法政大が自陣脱出のキック精度で後手に回っていると、前半10分、モール攻撃で生まれた右ショートサイドをSO奥田泰進が移動攻撃。
フィニッシャー中川湧眞が相手を腰砕けにするステップで抜き去り、先制トライ。ホームの東海大が7点を先取した。
さらに東海大はインテンショナル・ノックオン(前半13分)で法政大にシンビンが出ると、直後のモールで2トライ目を奪った。
しかしこの日の法政大は粘り強く、諦めず反撃した。
まずは14点を追う前半19分。自陣22m内からのクイックスローインからワイド攻撃。ロングゲインで敵陣に入ると、CTB中井駿の力強いゲインを足場にしてピック&ゴーで突破。最後はFL植浦慎仁のチーム初トライで7点差(7-14)に詰めた。
その後東海大にモールなどで2連続トライ(24、37分)を奪われビハインドは17点(7-24)に広がるが、法政大が食らいつく。
相手反則で敵陣に居座ると、この日攻防両面で活躍したCTB田中大誠がスワーブから2対1を生み出し、CTB中井駿がフィニッシュ。12点差(12-24)に縮めて後半へ向かった。