台湾、年次軍事演習「漢光」開始 中国侵攻念頭に
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【7月23日 AFP】台湾で22日、年次軍事演習「漢光(Han Kuang)」が始まった。今年から中国の侵攻を念頭により現実的なシミュレーションを重視し、時代遅れの訓練を廃止した。 顧立雄(Wellington Koo)国防部長(国防省)は、これまで主にメディア向けに行われていた「デモンストレーション色の強い」演習を廃止したと述べた。顧氏は実践的ではないとして、行進と銃剣の訓練を廃止した。 政府は今後、本島周辺の島々で、即興性の高い演習を行っていくとしている。 指令系統の分散化ももう一つの大きな変更だ。国防部は、これにより兵士らが「戦場の複雑さと不確実性に慣れる」ことができるとしている。 軍事専門家によると、これまでは演習の内容が兵士らに共有されていたが、今年からは展開への自発的な対応が求められるという。 空軍基地のある東部花蓮(Hualien)県と、台湾海峡(Taiwan Strait)に浮かぶ澎湖(Penghu)諸島でも大規模な演習が行われる予定。(c)AFPBB News