高知・土佐清水の返礼品が「超クールなんだけど!」 170万円「ロボット型薪ストーブ」、人気ぶりを聞いた【ふるさと納税】
2024年もいよいよ12月に入り、「ふるさと納税」を年内駆け込みで申し込むためXでは盛んに情報共有が行われている。 【画像】大小並んだ「ロボット型薪ストーブ」たち 注目されている返礼品のひとつが、高知・土佐清水市の「ロボット型薪ストーブ」だ。ユニークな見た目が「可愛い」などと好評だ。なぜ、「ストーブ」なのか。どれほどの人気なのか。市に話を聞いた。 ■「思い描くロボットらしさが備わっている」 ふるさと納税は好きな自治体に寄付をすると税金の還付・控除が受けられる制度で、実質2000円の負担で「返礼品」が届く。自治体によって、特産品の食べ物だけでなく家電や旅行券など多岐にわたるお礼が用意されている。 今回話題になっているのは、土佐清水市が寄付金額170万円で展開している暖房器具「ロボット型薪ストーブ(ミニ)」だ。従来のまきストーブとは一風異なり、円柱状のボディにずんぐりした手足があしらわれ、キャラクター性を感じさせるようなデザインになっている。 ふるさと納税サイト「さとふる」に掲載されている写真では、片手で薪を掲げている姿もある。本体サイズは幅63センチ、奥行き63センチ、高さ67センチ。部品は全て手作りだといい、下記のような説明文が記されている。 「職人こだわりの遊び心で誕生したロボット型の薪ストーブです。ガラス越しの揺らめく炎を見ながら暖をとりつつ、オーブン付きなので料理を楽しむこともできます。また、インテリアとしても存在感を発揮し、シーズンオフでも見て楽しんでいただけると思います」 この返礼品の情報がXで広く拡散され、「何コレ超クールなんだけど!」「なんだか凄く気に入りました。いいなぁ」「これは可愛いwww」「思い描くロボットらしさが備わっている」「薪ストーブ置けないけど欲しい」と好評を博している。
市内にある製造所のウェブサイトからも注文可
反響を受けて、土佐清水市・観光商工課のふるさと納税担当は12月12日、J-CASTニュースの取材に対して下記のように答えた。 「Xをはじめ、様々なメディア等で取り上げていただき、本市の特産品を多くの方々に知っていただき、話題にしていただけることをとても嬉しく思っております」 「ロボット型薪ストーブ」シリーズはミニのほか、240万円の「スタンダード」、同価格の「サムライ」の3種がある。19年から順次、ふるさと納税の返礼品に加えたという。 これまでの累計ではミニが1件、スタンダードが1件、サムライが3件。また、より小型でアウトドアシーンに活用できる17万円の「銅板製ロボット型七輪」シリーズについては「しち衛門」が40件、「しち丸」が39件、返礼品として選ばれたと明かす。 市のふるさと納税担当は、これらのロボット型シリーズはふるさと納税の返礼品に加え、市内にある製造元の小磯鉄工のウェブサイトからも注文可能だと案内した。