笑顔は諦めない印 日向藍子、苦境のチームを明るく照らす2勝目 逆転を決めた会心の一撃/麻雀・Mリーグ
渋谷ABEMASの日向藍子(最高位戦)が12月10日、プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2024-25」の第2試合に登板。トップ目を引きずり下ろした満貫を含め、計4度のアガリで今期2勝目を飾った。 【映像】まさに希望の光!日向藍子、2勝目を決定的にした満貫アガリ 第1試合はチームメイトの多井隆晴(RMU)が箱下の4着。チームのポイントは▲583.2まで負債が膨らみ、9位のBEAST Xに55.6ポイント差まで迫られていた。当試合は、起家からEX風林火山・二階堂瑠美(連盟)、日向、BEAST X・菅原千瑛(連盟)、U-NEXT Pirates・小林剛(麻将連合)の並びでスタート。日向は親番の東2局、リーチ・タンヤオ・赤2の満貫・1万2000点(供託1000点)をアガった。 そのまま勢いに乗りたいところだったが、東2局1本場では瑠美に2000点(+300)点を放銃。テンパイ流局で迎えた東3局1本場では、瑠美が跳満・1万2000点を獲得した。これでトップ目を瑠美に譲った日向は東4局、4対子の配牌を打ち進めて七対子のイーシャンテンに。その1つが暗刻に、続けて1つの順子が出来上がると、日向は七対子を見切る臨機応変さを見せた。その後、小林と瑠美の鳴きにも怯まず、5・8索待ちでリーチ。見事にアガリ牌を手繰り寄せ、リーチ・ツモ・ドラ・裏ドラの満貫・8000点でトップ目に再浮上した。 南3局でも、日向はリーチ・一発・ツモ・ドラの満貫・8000点を獲得。「剛さん、高くないから全部、ぶつけていこう。役なしはリーチだ!」。親番の小林が粘る中、オーラスではリーチ・赤の2600点(+600点、供託1000点)で自ら試合を締め、「(第1試合のマイナスを)取り戻せてよかったです」と表情を緩めた。 日向は、前回登板時も菅原と対戦した。「すごく勝ちたい気持ちがいっぱい入っていた」ものの、「ボコボコにされた」。この結果に「悔しいと思った」そうで、今回の登板は「珍しく監督に『今日、よかったら使ってください』って初めて連絡した」という。「うちは、かなり厳しいポイントなんですけど、本当に何が起こるか分からないので。なんていうか、昔、すごく勝ったり負けたりとかもいっぱい味わって、歴史とかもやってきたことがあるので、苦しいんですけど、前を向いています」。日向は、ファンに「麻雀が打てるのは、本当に当たり前じゃないので、いろいろなものに感謝して、この後も戦い抜いていきます」とコメント。「全然、諦めてないし、前を向いているので。これからもABEMAS、しっかりみなさん、試合を見てください」。ムードメーカーの笑顔が、チームに光を照らす。 【第2試合結果】 1着 渋谷ABEMAS・日向藍子(最高位戦)5万点/+70.0 2着 U-NEXT Pirates・小林剛(麻将連合)2万5100点/+5.1 3着 EX風林火山・二階堂瑠美(連盟)2万4800点/▲15.2 4着 BEAST X・菅原千瑛(連盟)100点/▲59.9 【12月10日終了時点での成績】 1位 赤坂ドリブンズ +691.2(44/96) 2位 セガサミーフェニックス +454.9(44/96) 3位 U-NEXT Pirates +429.5(44/96) 4位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 +167.5(44/96) 5位 TEAM雷電 ▲21.6(46/96) 6位 KADOKAWAサクラナイツ ▲168.8(44/96) 7位 EX風林火山 ▲360.8(46/96) 8位 渋谷ABEMAS ▲513.2(44/96) 9位 BEAST X ▲698.7(44/96) ※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会 ◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。 (ABEMA/麻雀チャンネルより)
ABEMA TIMES編集部