【イベントレポート】「外道の歌」見どころは亀梨和也の関西弁、在阪12年の窪塚洋介「俺的には完璧」
動画配信サービスDMM TVの新作発表会「DMM TV まつり ORIGINAL Content Lineup」が本日10月2日に東京・DMM.com六本木本社で開催。オリジナルドラマ「外道の歌」より、キャストの窪塚洋介と亀梨和也が登壇した。 【画像】亀梨和也×窪塚洋介「外道の歌」ファーストルックビジュアルはこちら 渡邊ダイスケのマンガ「善悪の屑」「外道の歌」をもとにした本作は、小さな古書店を営むカモとトラが悲痛な思いを背負った被害者に代わって加害者に復讐する物語。窪塚がカモこと鴨ノ目武、亀梨がトラこと島田虎信を演じた。 オファー時について、窪塚は「『亀梨くんと俺か』という新鮮さと、ハードコアなテーマの原作なので『俺、鴨ノ目武できるかな?』というのが最初の印象でしたね。ただ、やりたいという気持ちは前のめりでした」と述懐する。亀梨は「(内容や役柄的に)未知の領域だったけど、自分の好奇心もあり、窪塚さんとご一緒できるかもということで飛び込みました」と語った。 演じた感想を問われた窪塚は「ほとんど何もやっていないんですよね(笑)。衣装もワンポーズだから準備は15分ぐらいだし、セリフは亀ちゃんの10分の1ぐらい。アクションもやってくれるし、すごい比重で担ってくれていた」と回想しつつ、「普段より低音でしゃべるのを初志貫徹できたのは、その(セリフ量の)おかげ。拷問シーンでは饒舌になるので、メリハリを楽しみました」と語る。亀梨は撮影について「楽しかったです!」と率直に述べ、「“静と動”という感じなので、僕は動き回って(カモに)ちょっかいを出していましたね。本番ギリギリまで『どうやろうかな?』と考えていました。ラップもさせてもらいました」と明かした。 本作の見どころについて、窪塚が「やっぱり亀ちゃんの関西弁! 関西在住12年目の俺的にはほぼ完璧なんじゃないかと」と伝えると、亀梨は「ハードル上げないでくださいよ(笑)」と言いつつ、「寝る直前まで方言指導の先生からいただいた(音声)データを枕元で聞いていましたね」と役作りへの情熱をうかがわせる。さらに亀梨は「立場や見る角度で善と悪の受け取り方が変わってくる、考えさせられる作品だなと思います。人の怖さも汚さも描かれています」と本作の魅力をアピールした。 髪型などのビジュアルにもこだわっているといい、亀梨に関しては毎回2時間以上掛けてヘアメイクやタトゥーのペイントなどをしていたそう。窪塚は「原作者の渡邊先生が現場に来たとき、僕に対しては『ぴったりです。カモそのままですよ』と言っていたんです。でもそのあとに亀ちゃんを見たらすごく驚いて『僕が描いたトラがここにいます!!』と。さっき俺に言ったの嘘じゃん!って思うぐらい反応が違った(笑)。でもそれぐらい“まんま”です」と期待を煽った。 最後に亀梨は「自分が見たことのない自分が見れるんじゃないかと思っています」、窪塚は「DMM TVらしさと、僕らの化学反応がどう画面に出るのかが楽しみです」と伝えた。 「外道の歌」の配信日は、12月6日に決定。「サユリ」の白石晃士が監督を務め、南沙良も出演している。なお第37回東京国際映画祭TIFFシリーズ部門への出品が決定しており、10月28日に行われるレッドカーペットイベントに窪塚、亀梨、南が参加。11月2日には3人が登壇するワールドプレミアも実施される。 映画ナタリーではイベントの様子を引き続きレポートする。 (c)DMM TV