「負けようとしたのでは…」ベルギー代表に不信感?2位通過もファンが大ブーイング「お粗末なサッカー」【ユーロ2024】
UEFAユーロ2024(EURO2024)・グループリーグE組第3節、ウクライナ代表対ベルギー代表の試合が現地時間26日に行われ、試合は0-0の引き分けに終わった。試合後、ベルギーファンは母国代表に大ブーイング。試合内容に不信感も抱いていると、ウクライナメディア『フットブーム』が報じている。 【決勝トーナメント表】サッカー ユーロ2024(EURO2024) ベルギー代表を率いるドメニコ・テデスコ監督は、ロメル・ルカクやジェレミー・ドク、レアンドロ・トロサールなどを先発起用。ケヴィン・デ・ブライネのスルーパスからルカクがシュートを放つなどウクライナのゴールを脅かす場面はあったが先制ならず。対するウクライナもチャンスを作り、前半だけで7本のシュートを放って枠内3本だったがゴールは決まらなかった。お互いにゴールへ迫る場面はあったものの、試合は無得点で0-0の引き分けに終わっている。 他会場で行われていた試合で、ルーマニアがスロバキアと1-1で引き分けたため、ベルギーの2位通過とウクライナの敗退が決まった。しかし、ベルギーファンは祝福ムードではなく、母国代表に対して大ブーイングを浴びせている。同メディアは「ベルギー国民は代表チームのパフォーマンスに憤慨している。多くの才能ある選手を擁する自分たちのチームが、なぜこんなにもお粗末なサッカーを毎試合して苦しむのか理解できないのだ。ベルギーはEURO2024で最も簡単と言われたこのグループで、文句なしの優勝候補と目されていたにもかかわらず、グループ1位を逃したどころか終盤に失速し、必死に引き分けを狙っていたことにショックを受けている」と報じた。 それだけでなく、試合内容に不信感を抱いているベルギーファンもいるという。71分の場面では何度もバックパスで後ろに下げて消極的な攻めを見せ、後半アディショナルタイムの場面ではウクライナの選手に中盤で誰も寄せずシュートまで持ち込まれた。同メディアはベルギーファンの言葉として「最初は、なぜスタジアムのファンがブーイングしているのか理解できなかった。放送中も理解できなかった。そして、動画を見て理解した。ベルギーはウクライナを勝たせることで早く大会を去ろうとしたように見えた。選手たちは疲れていて、休むことにしたのだろうか?それとも、ロッカールームでの不祥事のせいなのか?」や「引き分けたような、負けていないような、そんな展開だった。でも、ベルギーにとっては負けた方が良かったでしょう。最後の10分から15分、ウクライナが攻撃を始めた時、私はチームのプレーぶりを恥ずかしく思った」など伝えている。それを踏まえ、同メディアは「興味深いことに、一部のファンはベルギーがウクライナに負けようとしていたのではないかと疑っていた」と報じた。
フットボールチャンネル編集部