クラシコが開催(C)Getty Images

2023-24シーズンのラ・リーガ第32節が日本時間20日から22日にかけて開催される。 ■レアル・マドリード vs バルセロナ いよいよ今節も含めて残り7試合となった2023-24シーズンのラ・リーガ。そして第32節では、首位レアル・マドリードと2位バルセロナによる“エル・クラシコ”がサンティアゴ・ベルナベウで行われる。勝ち点8差で迎える今季最後の直接対決は、優勝争いを決定づける一戦となりそうだ。 今季は複数のケガ人を抱えながらも、第18節からここまで首位を走ってきたレアル・マドリード。現在リーグ戦でも4連勝中であり、チャンピオンズリーグ（CL）でもマンチェスター・シティとの2度に渡る死闘の末にPK戦で勝利し、準決勝へ駒を進めた。シーズン終盤戦へ向け、モチベーションは今季最高に達しているだろう。しかし、17日にシティとのPK戦に及ぶアウェイでの一戦からは中3日と、コンディション面には不安も残る。勝てば2シーズンぶりの王座が決定的となるこの一戦だが、アンチェロッティ監督のマネジメントを含めた手腕に注目だ。 一方のバルセロナだが、CLでは悔しいベスト8敗退となったものの、リーグ戦ではチャビ監督の退任発表以来、10試合で8勝2分けと無敗を継続。そのうち7試合でクリーンシートを達成するなど、見事な戦いを続けてきた。チャビ監督も、今季唯一残されたタイトルであるラ・リーガに「最後まで諦めないよ」と語っており、その勢いは本物だ。この“シックスポインター”で勝利すれば逆転優勝の可能性は継続、一方で負ければ可能性はほぼなくなるだろう。チャビ監督と選手たちはこの重圧を跳ね返し、敵地で結果を掴み取ることができるだろうか。 ■ヘタフェ vs レアル・ソシエダ 前節アルメリアと2-2のドローに終わり、リーグ戦3連勝がストップしたソシエダ。4位アトレティコ・マドリードとの差は「11」、5位アトレティック・クルブとの差は「7」と欧州カップ戦出場権争いで遅れを取っている状況であり、最終節に控えるアトレティコ戦までは全勝で走り抜けたいところ。しかし、レアル・マドリードやバルセロナといった強豪との対決も残されているため、今回のヘタフェ戦は是が非でも勝ち点3がほしいだろう。前節は負傷の影響で20分の出場に留まっていた久保建英だが、コンディションを取り戻して第25節以来のゴールを奪えるだろうか。

ラ・リーガ第32節　※日本時間

▽4月20日（土） アトレティック・クルブ vs グラナダ(4:00) セルタ vs ラス・パルマス(21:00) ラージョ vs オサスナ(23:15) ▽4月21日（日） バレンシア vs ベティス(1:30) ジローナ vs カディス(4:00) ヘタフェ vs ソシエダ(21:00) アルメリア vs ビジャレアル(23:15) ▽4月22日（月） アラベス vs アトレティコ・マドリード(1:30) レアル・マドリード vs　バルセロナ(4:00) セビージャ vs マジョルカ(4:00)