陸上世界デフ国・地域別選手権 男子100m・佐々木琢磨(青森・五戸町出身)連覇
聴覚障害のあるアスリートが競う「世界デフ国別・地域別対抗陸上競技選手権」(日本デフ陸上競技協会主催)が30日、東京・駒沢オリンピック公園陸上競技場で行われ、男子100メートルは佐々木琢磨(青森県五戸町出身、仙台大TC)が10秒73で優勝し、連覇を果たした。併催の日本デフ陸上競技選手権・女子やり投げは、今夏の世界選手権に出場した古川瑛梨奈(八戸市出身、豊田自動織機)が3位に入った。 日本デフジュニア・ユース選手権も同時開催され、3大会に11の国・地域から約170人が出場。佐々木は前半でわずかにリードすると、海外強豪選手の猛追を0.02秒差で振り切った。古川は日本選手権・女子砲丸投げでも8メートル92で2位。県勢はこのほか、堤龍馬(UACA)が日本選手権・男子の砲丸投げで10メートル92を記録し3位となった。 最終日の1日は佐々木が日本選手権・男子200メートル、堤が同・円盤投げに出場予定。