【ミャンマー】国軍トップの調査に今後も協力、国連人権理
国際刑事裁判所(ICC)の主任検察官がミャンマー軍事政権トップのミンアウンフライン国軍総司令官へ逮捕状を請求したことを受け、国連人権理事会(UNHRC)が設置した調査機関は27日、今後もICCの調査に協力していく方針を示した。 国連人権理が設置した「ミャンマーでの国際法違反を調査する独立調査メカニズム(IIMM)」のニコラス・クムジャン代表は声明で、「逮捕状の請求は誰も法の上に立つことはできないという強いメッセージを加害者に送るものだ」と強調。ICCの検察局が、今回は最初の逮捕状請求で今後さらに続くと指摘したことに触れ、引き続きICCと緊密に協力していくとした。 ICCのカーン主任検察官は27日、ミャンマーのイスラム教徒少数民族ロヒンギャの迫害を巡る人道に対する罪の疑いで、ミンアウンフライン氏の逮捕状を請求したと発表した。