大谷翔平から2三振を奪った左腕、これで通算5の0、4三振と“天敵”宣言 大注目のトレード移籍候補はヤンキースと同地区パドレス
◇24日(日本時間25日)大リーグ ホワイトソックス0―3ドジャース(シカゴ) ドジャースの大谷翔平選手は敵地のホワイトソックス戦で3打数無安打、1打点1四球。8試合ぶりの無安打で3連続試合アーチもストップしたが、犠飛による1打点で自身の記録を更新する8試合連続打点をマークした。 今後も『天敵』が高い壁として立ちはだかるかもしれない。Wソックスの相手先発はギャレット・クロシェ(25)。大谷は過去2打席の対戦で2三振を喫している左腕を攻略できなかった。 第1打席は高め147キロのカットボールを空振り三振。3回は外角低めのスライダーを引っ掛けて二ゴロ。第3打席は、159キロ直球に見逃し三振に倒れた。 これで対クロシェは通算5打席で無安打、4三振。16試合ぶりの1試合2三振をクロシェから喫した。しかも、この日は9分割ストライクゾーンの真ん中に3打席で計4球が来たが、仕留められず。パワーの大谷が力で押されるレアな対戦となった。 そのクロシェに食指を動かしているのが、11月のワールドシリーズでドジャースとの対決が期待されるヤンキースと、同じナ西地区のパドレスだ。米スポーツ専門局ESPNのパッサン記者によれば、チーム再建を目指すWソックスはクロシェと主砲ロベルトのトレード話に関して「オープンな姿勢」だという。ニューヨーク・ポスト紙などによれば、クロシェに興味を示しているのはヤンキースとパドレス。特にパドレスは3月にWソックスとシーズ投手のトレードを成立させた実績がある。 球団OBで現ブレーブスの『クリス・セール2世』とも称されるクロシェは2022年にトミー・ジョン手術を受け、昨季は登板13試合のみ。メジャー実働3年目の昨季までリリーフのみで通算72試合に登板し、防御率2・71だった。今季から先発転向すると、6勝6敗、防御率3・05。光るのはメジャートップの奪三振(K)率12・40で、今季130Kはグラスノー(ドジャース)の135Kに次ぐメジャー2位。この日も5回3分の2を5安打無失点、無四球の6Kと最強ドジャース打線を完璧に抑え込んだ。
中日スポーツ