【職場のNG】仕事ができない人は会議で「顔色をうかがう」。仕事ができる人はどうする?
「頑張っているのに、結果がついてこない」「必死に仕事をしても締め切りに間に合わない」同僚は次々と仕事を片付け、成果を出し、上司にも信頼されているのに、「なんでこんなに差がつくんだ……」と自信を失ったとき、どうすればいいのでしょうか? ビジネススキルを発信するTikTokのフォロワーが19万人を超え『コンサル時代に教わった 仕事ができる人の当たり前』の著者である「にっしー社長」こと西原亮氏に教えてもらった「超優秀な人が秘かにしている仕事のコツ」を本記事で紹介します。 ● 発言力のある人に迎合しない 「できるファシリテーター」の4つの要件は次のとおりです。 1:会議の目的をずれないようにする 2:参加者がフラットに議論できる場をつくる 3:抽象化と具体化をする 4:ネクストアクションで「誰が、何を、いつまでに」を明確にする これだけ見ると「何だ簡単じゃないか」と思いがちですが、実際にやってみると難しいものです。 なぜファシリテーターを務めるのが難しいのか、私が上司から口酸っぱく伝えられた前提条件をお伝えします。 大前提:「ファシリテーターは決して迎合してはならない」 迎合とは「自分の考えをまげても、他人の意に従って気に入られるようにすること」です。 会議にはさまざまな参加者がいます。社内であれば上司や部下、社外であれば取締役クラスもいるかもしれません。 そんななか、相手の顔色を窺い、相手に求められる議論や、気に入られるような結論に持っていこうとした瞬間に、ファシリテーター失格になるのです。 ファシリテーターは「会議を通じて、会議の目的達成を誰よりも追求し、ネクストアクションを決めるよう導く人」です。 たとえば、会議の目的が「自社の次期主力商品を3つの候補から決め、発売日を決定すること」だとしましょう。 会議には発言力も実績もある商品開発部のB部長以下、商品開発部の社員が出席しているとします。 商品候補のA商品はB部長がこだわっている商品だとします。 すると、B部長の意見を尊重しようという「忖度」が働きがちです。 しかし、真のファシリテーターは「本当にA商品が主力商品となり得るか」フラットに議論できるように進行しなければならないのです。 B部長の機嫌が悪くなったり、嫌われてしまったとしても、A商品の欠点や、他の商品候補との比較を徹底して議論する覚悟が必要となります。 ファシリテーターは誰よりもフラットに会議の目的を追求する必要があることを、ぜひ肝に銘じてください。 (本記事は『コンサル時代に教わった 仕事ができる人の当たり前』の一部を抜粋・編集したものです)
西原 亮