【ボクシング】元キック戦士・緑川創「やるからにはベルト」デビュー戦判定勝利
<プロボクシング:LifeTime Boxing Fights24大会>◇31日◇東京・後楽園ホール 立ち技打撃格闘技RISEなどを主戦場としていた元キックボクサー緑川創(37=EBISU K.s BOX)がボクシング転向初戦を勝利で飾った。ワン・ダソン(26=中国)との71・0キロ契約体重6回戦に臨み、3-0(58-56、59-55、60-54)の判定勝利を収めた。23年2月の海人戦のキックボクシング引退試合以来、約1年8カt月ぶりのリングだった。「久しぶりのリングで疲れました。練習してきたことが出せず、この年齢でもまだまだだなと思いました」と照れ笑いを浮かべた。 キックでは05年に新日本キックでデビューし、中量級のエースとして活躍し、14年2月には元K-1ワールドMAX王者アンディ・サワー(オランダ)にも判定勝利した経験がある。「グリーンモンスター」の愛称で、WKBA世界スーパーウエルター級王座、新日本ウエルター級王座などを獲得。キック戦士としては完全燃焼したものの、元WBA世界スーパーフェザー級王者内山高志氏からの打撃指導をなどを通じて「ずっとボクシングをやりたいと思っていた」との思いを胸に秘めていたという。 判定勝利でボクシングデビュー戦を終えた緑川は「試合に全部勝って、ボクシングできるようになって良い試合をしていきたい。もちろんやるからにはベルトを取りたい。でもこのままでは全然。今日はふがいない試合でしたが、自分はこんなものではない。もっと調整して良い試合して期待に応えたい」と口元を引き締めていた。