共通テストの現役志願率が過去最高
大学入試センターは6日、来年1月18、19日の大学入学共通テストに49万5171人(確定値)が出願したと発表した。前年度より3257人(0.7%)多い。前年度は32年ぶりに志願者数が50万人を下回ったが、今回は7年ぶりに増加した。 18歳人口は1992年をピークに減少傾向である一方で、大学進学率は上昇傾向となっている。センターは出願者数の増加について、大学進学の選択肢が浸透しているためとみている。 また、来年3月に高校などを卒業予定の現役生の中で共通テストに出願した割合を示す現役志願率は45.5%だった。前身の大学入試センター試験が始まった1990年以降、最高だという。 また、追試験の4会場も発表した。コロナ禍を除き、これまでは2会場が基本だった。 東日本(北海道、東北、関東甲信越、静岡県)は、東京農工大と東京外国語大、西日本は大阪教育大と大阪大。 今回の共通テストは、新しい学習指導要領に対応した試験となり、出題教科・科目の変更などがある。 科目の選択や解答方法に注意が必要となることから、同センターは試験当日の注意点をまとめた動画を、公式サイトやユーチューブで公開している(https://www.youtube.com/watch?v=9C4411X4he0)。(島崎周)
朝日新聞社