セルビア代表の通算得点で歴代1位に浮上したボグダノビッチ「迫っているのは知っていた」
8月4日(現地時間3日、日付は以下同)。パリオリンピックの5人制男子バスケットボールは予選ラウンド最終日を迎え、グループCのセルビア代表は96-85で南スーダン代表を下し、2勝1敗で決勝トーナメントへ駒を進めた。 この日セルビアはボグダン・ボグダノビッチ(アトランタ・ホークス)が大当たり。フィールドゴール成功率71.4パーセント(10/14)、3ポイントシュート成功率66.7パーセント(6/9)、フリースロー成功率80.0パーセント(4/5)の計30得点に4リバウンド8アシスト2スティール2ブロックの大暴れ。 さらにニコラ・ヨキッチ(デンバー・ナゲッツ)も22得点13リバウンド4アシスト、バシリイェ・ミチッチ(シャーロット・ホーネッツ)が15得点7リバウンド7アシスト、フィリップ・ペトルセフが10得点2ブロックを残した。 そして31歳のボグダノビッチは、この試合を終えてセルビア代表チームの一員として通算1059得点に到達。ミロシュ・テオドシッチ(1057得点)を抜き去り、歴代トップへ躍り出た。試合時間残り11秒に得たフリースロー2本を決めたことで、ボグダノビッチはセルビアの歴代スコアリングリーダーとなった。 「そのことは分かっていた。嘘をついたりはしないさ。でもその記録じゃなく、(南スーダンとの)試合結果が僕を前へと強く押してくれたんだ。記録を追いかけていたわけじゃない。それに終盤で得た2本のファウルショット(フリースロー)がなかったら、記録更新はなかったかもしれない」 ボグダノビッチは試合後にそう話すも、6日の日本時間21時30分から行われるオーストラリア代表との準々決勝へフォーカスしていた。 「記録を塗り替えたことは素晴らしい響きではあるけど、もし準々決勝で負けたら重要ではなくなってしまう。もちろんそのことはうれしいよ。迫っているのは知っていたし、準々決勝の前にできたからハッピーだ。でも今はそれ以上のことを考えるべきじゃない」 セルビアが準々決勝を突破できれば、アメリカ代表とブラジル代表の勝者と準決勝で戦うこととなる。アメリカにはグループC初戦で敗れていただけに、セルビアが“リベンジゲーム”へ臨むことができるかも気になるところだ。
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