希望の党、衆院選公約を発表(全文1)3本の柱と希望への道しるべ12のゼロ
東京都の小池百合子知事が代表を務める希望の党は、6日午前9時から東京都内のホテルで会見し、10月10日に公示される衆院選に向けた公約を発表した。 ※一部、判別できない箇所がございますことをご了承ください。
小池百合子代表のあいさつ
福田:それでは皆さん、大変お待たせをいたしました。希望の党の政策発表の会見を行わせていただきたいと思います。進行は私、公約担当の福田が務めさせていただきたいと思います。よろしくお願いします。それでは、まず希望の党代表の小池百合子よりごあいさつ、兼、公約、政策につきましての説明をさせていただきたいと思います。 小池:皆さん、おはようございます。希望の党代表、小池百合子でございます。早朝よりお集まりいただきまして、誠にありがとうございます。これより希望の党、今回の総選挙に臨みましての公約を発表させていただきます。まず冒頭、昨日はグッドニュースが飛び込んでまいりました。それは日系イギリス人、石黒一雄さんがノーベル賞、文学賞を受賞されたということでございます。日系イギリス人、そしてまた以前、ノーベル賞を同じく青色LEDダイオードで受賞されました中村修二さんも確か、途中からアメリカのほうに国籍を変えられて研究を続けておられるということだと思います。 何を申し上げたいかというと、石黒さんのノーベル賞受賞がうれしいと同時に、研究者の中にはもう日本を出て、そして研究をしていこうという、そういう方々が若干増えてるのではないかということ。それから、今後のノーベル賞を受賞する日本人の方々、教育の現場、研究の現場がいったいどういうなっているのか。これらのことを考えますと、今後の日本のかじ取り、そしてまた日本の最大の資源である人材をどのようにして生かしていくのか。こういった大きな根幹の部分を今、政治は問われているのではないかと、このように思うからでございます。 そしてまた、このたびの総選挙でございますが、北朝鮮情勢がこのように厳しい中において、この総選挙をやっているということ自体、私たちは本当にいまだに、この段階で総選挙というのはいかがなものかと思わざるを得ません。国家の安全保障、重要でございます。安全保障において私どもの政策、これも自然災害も含めまして、しっかりと危機管理を行っていくということは当然でございます。そしてまた、安全保障ともう1つ保障、これは社会保障でございます。セキュリティー、どちらもナショナルセキュリティーであり、そしてもう1つがソーシャルセキュリティーである。この安全保障とソーシャルセキュリティーのこの2本柱、この大きなところを、私たち希望の党はほかの党がこれまで言えなかったようなこと、そして、打ち出したくてもなかなか打ち出せなかったような部分、ある意味ではタブーに挑戦するぐらいの気持ちで思い切った案をこの公約に盛り込ませていただきました。 その理由は、私たち保守の政党といたしまして、これまでの伝統や文化はしっかり守りますが、一方で大きく改革をしていかなければ、守るべきものも守れなくなるといった思いでございます。そういったことから改革、そしてまた寛容な保守、この2つが2本柱となって私ども希望の党、日本に希望を、そして人々に希望を提供できる、そのような柱を公約として、皆さま方にご提示をさせていただきます。前置きが長くなりましたけれども、座らせていただきます。