【高校サッカー選手権】選手権を終え万感の思い「このチームで1試合でも多くやりたかった」大竹伶樹主将は人目も憚らず涙
10月13日、第103回全国高校サッカー選手権埼玉予選決勝トーナメント1回戦が県内各地で開催された。市立浦和グラウンドの第2試合では、入間向陽が川口北に0-1で敗れ涙をのんだ。 【フォトギャラリー】決勝トーナメント1回戦試合風景 入間向陽の大竹伶樹主将は最後まで「行けるぞ、行けるぞ」とチームメイトを鼓舞し、チームをけん引するもこの日は1点が遠かった。 試合終了後は茫然自失となった大竹。応援団のもとに挨拶に向かうと、大粒の涙がほおをつたった。 「もっと上に行けるチームだと思っていたので悔しい。この日に向けて頑張ってきたのにチームを勝利に導けなかった。このチームで1試合でも多くやりたかった」と人目も憚らずに涙した。 「後輩だけじゃなくて、メンバーに選ばれなかった3年生や学校の友達や保護者の方など多くの人たちが応援に駆けつけてくれて、感謝しかないです」と感謝を口にした大竹。「自分たちはここで終わってしまったけど、後輩には頑張って自分たちより上に行ってもらいたいし、それを応援したい」と後輩たちにエールを送り、バトンを託した。 (文・写真=古部亮)