楽天・辰己涼介はチームでは意外な“愛されキャラ” プレミア12の不可思議な行動や発言で批判殺到
■妻もロッテ応援席での観戦動画で炎上 自由奔放な発言、行動が波紋を呼んだのはこの大会だけではない。今年7月、辰己の妻で実業家のセリーナさんが、楽天-ロッテ戦を観戦したときにYouTubeで公開した動画を巡りって批判が殺到したことがあった。セリーナさんはロッテの本拠地・ZOZOマリンでわざわざロッテファンが詰めかけた右翼席に座ると、辰己の先制アーチに大はしゃぎ。辰己が死球を受けた際は「あいつ承知しないからな」と相手投手に怒りの矛先を向け、相手の好守にヤジを飛ばす場面もあった。観戦モラルに批判の声が集まり、楽天ファンからも呆れる声が出る中、辰己は自身のインスタグラムのストーリーズで「もっとライトスタンドの真ん中でやって欲しかったな笑」とあおるような発言をして火に油を注いだ。 楽天の球団関係者は複雑な表情を浮かべる。 「ロッテに申し訳ないですし、ああいう行為はするべきではありません。辰己はチームの主力選手なのでグラウンド外の言動や、家族の行動にも責任を持ってほしい思いがあります。ああいう性格なので響かないかもしれませんが……。本来はムードメーカーで愛されるキャラクターなのでもったいないですよ」 苦言は、期待の高さゆえだ。立命館大から18年のドラフト1位で楽天に入団し、1年目から1軍で起用された。俊足を生かした広い守備範囲と強肩で、中堅の守備能力は「NPBで一番」の高評価も受け、21年から4年連続ゴールデングラブ賞を受賞している。確実性が課題だった打撃も今季は全143試合出場で打率.294、7本塁打、58打点、20盗塁をマーク。自身初となる最多安打(158本)のタイトルを獲得、ベストナインにも選ばれた。 辰己は昨オフの契約更改で、将来のメジャー挑戦を希望していることを明かしている。「東スポWEB」によると、プレミア12の大会前にメジャーへの思いについて聞かれた辰己は、「はい、行きます。その意気込みで、この大会に臨んでいますから」と発言している。プレミア12は自身の力をアピールする絶好の機会だった。