青森山田、2年ぶりV!広島ユースとファイナルで激突
青森山田(青森)は勝てば自力優勝となる1週間前に行われた前節の昌平戦で2-2の引き分けに終わり、優勝は最終節へ持ち越しとなった。首位の青森山田(青森)が勝ち点48、2位が同46の川崎フロンターレU-18(神奈川)、3位が同46ながら得失点差で下回る尚志(福島)が優勝をかけて最終決戦に挑んだ。 【フォトギャラリー】FC東京U-18 vs 青森山田 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ2023 EASTの第22節が12月3日に行われ、勝てば優勝が決まる青森山田がFC東京U-18(東京)を2-0で下しプレミアEASTを制し、「高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2023 ファイナル」進出を決めた。 試合前には青森山田の前監督で現町田ゼルビアの黒田剛監督も激励に訪れた運命の最終節は、青森山田がFC東京U-18に立ち上がりから、圧力をかけて押し込んでいく。12分、DF小沼蒼珠が前線でボールを奪うと、中央でフリーになっていたFW米谷壮史にパス、ダイレクトでゴールを狙うも枠外へ。 試合が動いたのは15分、DF小沼蒼珠のロングスローから、DF5小泉佳紘が頭ですらしMF福島健太が右足で押し込み先制に成功する。さらに42分にはショートコーナーから、MF芝田玲のクロスをニアに走り込んできたDF小林拓斗が頭で決めて青森山田が追加点を奪取。 後半に入りFC東京U-18は、MF伊藤ロミオが低い位置にポジションを取り、左右にボールを散らしながら攻撃を組み立て、MF佐藤龍之介とFW山口太陽がチャンスを伺うも、青森山田のDF山本虎と小泉のセンターバックに阻まれる。 青森山田ゴールをこじ開けたいFC東京U-18は82分に佐藤のクロスにFW吉田綺星が合わせるもゴールバー直撃でゴールならず。青森山田は、後半こそ得点は無かったが、前期では0-2で敗れた相手を無失点に抑え、2年ぶり4回目のプレミアEAST優勝を果たした。 一方プレミアWESTはサンフレッチェ広島F.Cユース(広島)が神村学園(鹿児島)を3-2で退け自力で優勝を決めた。EAST/WESTリーグの優勝チームが真の日本一をかけて戦うプレミアリーグファイナルは12月10日に埼玉県の埼玉スタジアム2002で開催される。 (文・写真=古部亮)